さくらは、西行の桜か、石部の桜か、ある山桜か・・・。古に倣して桜を眺め 

    自らの過去・現在・未来の生への執着・悔恨・不情理・謝罪・希望・理想を記して      

    この生の証しとする。
桜を求めて
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     一昨日、昨日と、やっと西寄りの風が弱まって、17℃、19℃と

    穏やかな天気になってきた。

     

     南の方では、満開だとか、菜の花と競演しているとか、聞いて

    いて羨ましい。

     

     それでも、あと5日から7日くらいかかるらしい。

     河津桜だ。知ってるよ、それでも、観たい。

     

      ・・・ 桜のなかりせば 春の心はのどけからまし だ。

     

     私も標準木は、一昨日少しも赤みを帯びていなく寒そうだっ

    たから、今日はちょっと南側へ足を向けてみた。

     

     冷たい西風を受けないところのやつはどうだろう。

     あった。いた。

     

     

           13:35

     

     

     子どもの頃なら、笹舟が流れるほどの小川の中空に、陽を浴

    びようとしている枝々が首を長くしている。

     水に近い方はね、二輪、三輪、開いているんだった。

     

       これで満足だった。今年初めての桜だ。

       周りの木々が芽吹き、染井吉野になっていくのだろう。

     

       近くに、山桜のいいのがあって、それも確かめて帰る。

       樹形が全く変わらずも、開花はずっと先だろう。

     

     

     帰路に桜餅を買う。

     

              

     

     

     今日は休肝日にしようという旨さだ。

     一つを仏壇に供えてから、渋いお茶でいただいた。

     

     

     ここらの染井吉野の開花には、まだ10日はかかららしい。

     ゆっくりでいい。私にも好運が来るようにと願う。

     

     

     

     

     

    Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 18:47 | comments(0) | - | -
    春への雪
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       今季2度目の雪だ。

       障子越しに、あんまり明るいから雪はあると思っていた。

       

       起床後直ぐに確認した。記憶と耳から駄目押しされた。

       そして予定も、それに伴った連絡もあるので起こされた。

       

       昨夜遅く湿った雪が降り出していたから、銀世界に間違いは

      ないと思っていたが、弱い雨になっていたが、道路以外には

      3cmぐらいは積もっているだろう。

       

       ゴルフだ。大型のコンペの日だった。

       間もなく、クローズ、コンペ中止の連絡を貰った。

       

       昨日までの心配も決まってしまって力が抜けてしまった。

       降り積もった雪も、好ましい結論だと頷いた。

       

       

            

       

       耕作放棄地の真ん中の枝垂れ桜が、全身雪に包まれている。

       寒そうだ。あと3週間ぐらいで開花することが出来るのだ

      ろうか。

       

       蕾を膨らませるための水分を吸うためにはいいのだろうが、

      寒い日をなんにちが過ごさなければならないだろう。

       

       

       その向こうに、染井吉野の若木がある。

       

       

            

       

                樹氷ならぬ 樹雪だ

       

       水分を含んだ雪がへばり付いた枝々。

       足下から包まれていて、凍えているようだ。

       

       

       2週間ほどまえに2日続けて降ったが、たいしたことは

      なかった。今日の方が、より春雪だろうが、より冷たい

      ように感じる。

       

       春が到来が遅れはしまいか。

       桜の開花に、私たちの首が長くなってしまわないか。

       

       私のそれだって、春に向かいたいのに、そのチャンスが

      送りになってしまったようだ。

       

      それが、明後日にまた南岸低気圧東進の予報が出ている。

       

              6日3時

       

       

       いろいろと気を揉んでいる ・・・。

       

       

       

              https://komut.hatenablog.com/

       

      Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 21:23 | comments(0) | - | -
      桜えびを食べる
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         庭の向こうで鳴いている鶯は、この頃になると誰にも、いい声だなあ

        なんて言われない。

         だから、もう少しすると鳴かなくなってしまうらしい。

         

         北海道の千島桜は咲いただろうか。

         ここらは例年よりずっと早い満開が散ってしばらく、八重桜が枝に重

        そうなほどの花片を付けている。

         

         私は、焼酎に漬けてみようと摘んできた。

         

         

              

         

            残念ながらちょっと遅い。

            昨日の雨や思わぬ低温に、花気を失っている。

         

         

         満開の時というのは、実は短いのかもしれない。

         だから何でも、旬 しゅん を逃してしまうことが多いのかもしれない。

         

         さくら ― でも、桜えびを求めてきた。

         

         

              

             

               舌で楽しむ さくら となった。 

         

         

            一杯の桜と、一手 ひとて ほどの桜えびに、春が進んでいると

           楽しみ味わった。

         

         眼や舌はもちろん、私のすべてが喜んでいた。

         

         

         

         

        Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 23:26 | comments(0) | - | -
        野の桜も進む
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           2日続きの雨で閉じ込められていたので、1週間は早いと言われてい

          る野も季節が進んだろうと外に出る。

           

           家の近くの枝垂れ桜は、桜吹雪をつくっている。

           暖かいが、北の方からの空気の流れがちょっと冷たい。

           

           

                

           

           

           さらに菜の花畑では、大島桜 オオシマザクラ も満開になっている。

           

           

                

           

           

           

                   2日前 

           

           

             オオシマザクラといえば、カンヒザクラの交雑種の河津桜が

            紫紅の花弁と早咲きで注目されている。

                  これは、園芸用に育てられ農地に移植されたもの。

           

           

           雑木林の少し高いところで、山桜も葉を赤褐色に際立たせながら、

          まだ茶の樹々の中に明かりを点している。

           

           

                

           

                   標高にしたら、200m くらい。

           

           

           外の花たちはどうか。これから、林に入ってみよう。

           

           

           

           

          Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 20:37 | comments(0) | - | -
          三分咲き落花散華
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             ここらの桜は開花はしたものの、二分、三分から止まっている。

             東京から10日、宇都宮から6日遅れ、満開は2週間経ってからか。

             

             今日も、雨にやられている。

             催花雨になればいいのだけれど ・・・。

             

             

                  

             

             

                  今日のところは、じっと我慢してくれ。

                  そして、入学式までとは言わないが、新年度を始める

             

                  人たちに祝福をやってくれたらいいなあ。

             

             

             

             昨日はね、気温が上がったけれど、風が強くてね。

             散る花もあったんだよ。

             

             私の勢いを示すかのような辛夷。

             

             

                    

             

             

                   こんな風景に喜んだら、テンションは下がるばかり。

                   すべて、他人のせいにする。流れが悪い。

             

             

             3つ (No.13→16)、進む。

             

             

                    

             

                   いやー、きれいな椿の落花だ。

                   ここらでは早い椿も、暖かさで、強いられた様相。

             

                   私は芝の上を歩いてきたが、のんびりとやらざるを

                  得なくて、ちょうどいい間合いになっていて、この上

                  ない命の洗濯をしている。

             

             

             帰り道で朝の椿を再び見る。

             

             

                  

             

                  これは、散華だ。

                  信心の浅い私には、さして有り難さはないとしながらも

                 父母が思い浮かんでしまって、僅かでも前に進まなければ

                 しかられると言われているようなのだ。

             

             

             

             今やっていることを、昔になぞらえれば、

             

               生活・健康管理、環境整備 ・・・

               練習・ピーキング ・・・ と考えてしまうむ。

             

             

             そういう状況をつくって暮らしてきたトラウマでもあるのだろう。

             

             

             

             

            Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 12:01 | comments(0) | - | -
            渡り方思案を妨害するもの
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               暑さ寒さも彼岸まで ― は、いい天気になるということではない。

               気温は穏やかに上がって、やや薄雲が広がっているから、桜のない花

              曇りといったところか。

               

               山あいの村でも、彼岸の間は仕事が休みになるから、墓参りに行く人

              たちの話し声が聞こえたり、庭先で遊ぶ子どもの姿が見られたりした。

               

               仲日を過ごしてしまうと、すっかり寂しいところに戻っている。

               

               

                    

               

                    辛夷がみるみる満開に向かっている。

               

                  ここらでは、昭和の終わりまでは、温泉神社の春祭りが行わ

                 れていた。農作業が始まる前の一休みの楽しみになっていた。

                  30年代には御仮屋に露天が出ていたのを思い出す。

                  平成に入って、幟も立てず廃れていった。

               

               

               それらは、時の流れだから仕方がない。

               皆、誰も、今の暮らしの中で、「こうだったらいい」、「これがいい」

              くらいの価値観でも、変わっていくことを操作することは出来ない。

               

               

               いやそれだけ、今の私たちに、思考しない傾向が広く蔓延している。

               同調圧力に屈し易く、右へ倣えを好み、すぐ流行に乗ってしまう・・・

               

               

               さらに、思考停止に陥って、前の人に付いていく ・・・。

               そのうちに、今これを ・・・、・・・ ねばならないを失ってしまう。

               

               

                   東海桜cf.河津桜  

               

               

               だから、彼岸どころか、WBC なり 高校野球の日本列島 ・・・。

               父の13回忌の話をしておかなければならなかった。

               今しておかなければ、子の世代、孫の代には続かない。

               

               私は事前に計算していたが、御破算にする機を逸してしまっていた。

               この流れの威力は相当なものだ。手強い。切り込み口はあるか。

               

                     スクランブル交差点の渡り方 part2になってしまった。

               

               

               

               

              Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 22:26 | comments(0) | - | -
              ここらも河津さくら
              0

                 

                 本州で一番早く咲く河津桜の話題からもう1か月も過ぎてしまった。

                 観る者が怠けている訳ではなく、季節が早く進んでいるので、戸惑っていると言った方がいい。

                 

                 

                        

                         染井吉野の開花予想 3/9 tenki.jp

                 

                 私のところだって、連日20℃を超えれば、あるかもしれないと思った

                 かくして私は、その顔を見に出かけた。

                 

                 

                 毎年見ている、私の標本木だ。

                 こんな南向きの傾斜地に、今年も早めに咲き始めた。

                 開花と言っていいのだろう。二分咲きか。

                 

                 

                      

                 

                 正面から眺めている。

                 10m は見上げているか。

                 

                 

                      

                 

                      この濃い桜色は、河津桜。

                      河津より200km 近く北にある、山の中。

                          電柱やガードレールがちょっと邪魔している。

                 

                 

                 これだけ気温が上がれば、咲かずにはいられなかっただろう。

                 

                 

                      

                 

                      この水田に張り出した枝に付いた花房がいい。

                 

                 

                 幹から出た若枝を失敬して来て、鼻先に眺める。

                 

                 

                      

                 

                 

                 去年より3日早いという、今年一番の桜の話題。

                    ああ、この間、桜餅を食べたっけ ・・・ 。

                 

                 

                 

                 

                Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 20:58 | comments(0) | - | -
                十一月の桜
                0

                   

                   雨は来るが、予報に逆らって暖かい晩秋から初冬に向かっている。

                   だから、いつもなら霜にやられてしまうのが元気だ。

                   

                   この間の皇帝ダリアが、小春日和に紫の輝くほどだ。

                   旧なら霜月を前に、十月桜が優雅に咲き誇っている。

                   

                   

                         

                   

                           熟した赤い柿が添えられている

                   

                   私には、年中桜を追いかけていた時があった。

                   秋にもあったが種は少なく、咲く期間は短かった。

                   春早い彼岸桜、入学式の頃の染井吉野、凍る頃の寒桜。

                   高い山の峰桜、古の里の山桜、島田恭子の桜のモチーフ。

                   

                   

                   それでも、これは珍しいと思う。

                   通りがかった数日後に顔を見に訪れた。

                   

                   霜が2、3度は来たというのに、寒気を切るような縁取りの花びらで、

                  樹一杯に咲いている。

                   

                   若い枝の先は、こんなふうだ。

                   

                   

                        

                   

                        色付いた葉とのコントラストも面白い

                   

                   

                   ちょっと珍しいと言ったのは、一つ一つの花だ。花びら。

                   

                     僅かに紅が差す小さな八重咲き     

                   

                   

                       

                   

                                   

                   

                            今までに見てきたのは俯き加減の白 彼岸桜系

                   

                                                             

                   

                                                              曇り空には吸い込まれてしまう

                   

                   

                   匂うが如くで、桜の香りは降っても、漂ってこない。                                            

                   歳が明ける寒い頃でも咲いているだろう。

                   私の外出は、その辺りを通ることが多い。当分楽しめる。

                   

                   

                   

                   

                  Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 22:26 | comments(0) | - | -
                  上溝桜の季節
                  0

                     

                     ここらでは、葉桜もすっかり木の下闇をつくっている。

                     北海道から、染井吉野が満開だと知らせがあった。

                     

                     私の近くでは、上溝桜 うわみずざくら の白が緑の中に広がっている。

                     

                     

                          

                     

                         野藤に絡まれても一杯に花房を付けている

                         荒れ地など痩せた土地に根を張っている

                     

                                  

                              

                     

                             試験管洗いのようなブラシ状の白い花

                     

                     

                     今日は、雨上がりに26℃を超えるほど気温が上がって、日焼けしたように黄ばんでしまった。

                     

                     

                          

                     

                         針葉樹を背に面白い景色をつくっている

                     

                     

                                   

                     

                               近づくと甘い香りがする

                     

                     

                     上溝桜 ― 染井吉野などと違った面白い桜だ。

                     

                     

                     

                     

                    Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 21:55 | comments(0) | - | -
                    桜酒で見納め
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                       連日の暖かさで、足下の土筆んぼうも、首を伸ばし背を高くした。

                       はこべ も いぬのふぐり も、萌え出している。

                       

                       桜は ・・・。

                       樹に残っている花びらは、もう僅かとなった。

                       

                       南に向いて、北側に残る最後の枝を、花を楽しむ。

                       

                       

                            

                       

                       

                       一杯に開いてから1週間しか持たないのだから、僅かな時でも、そこに居さてやりたい。

                       

                       そして私は、今年最後の桜を愉しむ。

                       

                       

                                 

                       

                                   もちろん、花見酒だ。

                                   浮かべてみるのが、面白い。

                                   美味い。

                       

                       桜も、散り際の方がいいのだろうか。

                       

                       

                       

                       

                      Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 20:13 | comments(0) | - | -
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