今日のスギ花粉の飛散は凄かった。
朝から遠く近くの山々が、こんな煙の中にあった。
さて、思いつきが一つあり、それを求めて出かけようか、じっと家の
中で過ごそうか迷った。
花粉を吹きかけてくる南風は弱くならないで昼近くになった。
果たして、正午のチャイムが鳴る前になって、北に向かった。
どこへ行ったって花粉の中にいることになった。
慣れている人は平常、私は再燃だった。
よく晴れて季節外れの暖かさになり、スギ花粉の飛散がピーク。
九州から関東にかけて、帰宅時間帯まで「非常に多い」予想。
花粉症には万全な対策が必要。数日続く ・・・を、みていた筈。
ここのところ花粉症は出ていなかったので、甘くみていた。
ここらでも、朝からよく晴れて、20℃を超えていった。
飛散量の数値を見てはいなかったが、相当大きかったのだろう。
週末にかけて「花粉大量飛散」。週明けは雨で一旦落ち着く ・・・
東日本は、今月末までスギ花粉ピーク続くという。
この花粉の中を出かけたのは、飼っている黄色い金糸雀に春の篭を、
春向きの篭に入れてやりたいと思いたった訳だ。
洋鳥には鉄製が使われることが多いが、私は竹製を与えてきた。
以前からこの人の制作した篭を使っていたが、小鳥店から聞いた携帯
電話の番号しか持たずに出かけてしまった。
やっぱりね。出て貰えない。SMS を入れるが・・・。
自宅から40km程北の田舎の町、近所のことは聞いていても、
名前は、○○保で、亡き父の保夫の一字と同じ ・・・ なのに。
ここから行き着くのに、3時間近くかかった。
やっと辿り着いて、留守番の奥さんに話をした。
当の○○保と連絡を取ってくれて、用件だけ話すことが出来た。
― 小鳥店から私のことを聞いてくれていたようだ。
私が帰宅するのを追いかけるように、彼は(5つ先輩)電話をくれた。
すべて承知した ・・・ 雑談に花が咲いたほどだ。
彼は、19番ホールだったと笑っていた。
今日私は彼に家に着くまで、何人もの親切を得た。
手に、名刺が2枚残っている。
私には、仕事を辞めてから立場も、肩書もない。
ちょとした興奮が収まるのには、酒の酔いが回ってきたころだ。
花粉も居座っている。
鼻水とくしゃみで、目が痒く顔がくちゃくちゃになりながら、
この歳になって、カナリアの篭一つで、友だちが広がったと、
嬉しいこと限りない ・・・。