知るも知らざるも顔を合わせて酒を飲む機会に出くわした。
図らずもビール値上げの話題になる。
画像で見ただけで喉が鳴る。
それが値上がりするというのだから穏やか
ではない。まだ、その後のビールを買ってい
ないのか切実な叫びは少なかった。
今の雰囲気に誤魔化されているのかもしれ
ない。
私は、カロリーの低い発泡酒や焼酎でいい
から、飲むことに関しては許してもいい。
今までスーパーやディスカウントストアで1,000円程度で販売されていた商
品が1,200円程度らしい。
今月施行された「酒税法等一部改正法」では、「酒類の公正な取引に関す
る基準」が改められた。
スーパーなど小売りはメーカーや卸から受け取るリベート (販売奨励
金)を原資に値下げし、時には赤字覚悟の安売りで集客の目玉にしてき
たが、新基準によって、小売りは仕入れ原価に人件費や光熱費などの販
管費を加えた総販売原価を下回る価格で酒類を販売できなくなった。
新基準に違反すれば酒類の販売免許が取り消されるなど行政処分の可
能性がある。
大手スーパーやディスカウントストアの安値攻勢で苦しい「町の酒屋さん」を救うことを狙いとしている言ってきたが、ちょっと眉唾だ。
発泡酒でよしとして
発泡酒は、ビールと同じ原料でつくられていても、麦芽使用比率
が3分の2に満たなかったり、ビールに認められていない原料を用
いたりしているもの。
政府はビールと発泡酒、「第3のビール」の税率を段階的に一本化する酒税改革を進めている。実質的な価格への介入には、将来も関連税収を減らしたくないという思惑が感じられる。
税額が見直される経過措置期間の第1段階 1缶(350ml)
ビール 77円 → 70円
発泡酒 47円 → 50円
第3のビール 28円 → 37.8円
第2段階を経て、54.25円へ統一される予定。
キリンビールで、発泡酒と第3のビールの割合が約6割を占めるという
から税の総額は目論見通り増える。
本来スーパーなどの原点は運営コストを削減し、規模拡大でメーカーとの交渉力を強めることにあるらしい。その上で、日常必需品を毎日変わらぬ低価格で提供するということが使命だったという。
一部消費者の高級志向に適応するのもいいだろう。しかし大方の節約志向が変わらない中で、商品の価値と価格の再点検が必要だし、スーへパーの本分を取り戻した価格戦略を期待したいが ・・・。