さくらは、西行の桜か、石部の桜か、ある山桜か・・・。古に倣して桜を眺め 

    自らの過去・現在・未来の生への執着・悔恨・不情理・謝罪・希望・理想を記して      

    この生の証しとする。
誕生日嬉しく
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     この歳になると、誕生日など嬉しくはないものだ。

     捨てるほどあるとか、十年前から一つずつ減らしているとかいう人たちもいる。

     

     彼女がバイト代から鮨をとの誘いを予告してくれていたので、以前に比べていくらか浮き立つ気持ちもあった。

     

     

         

     

     

     歳を二つ、三つ戻した                                 

    心地になった。

       

                                                                                                                                                 

     

     

     

      魚介類は新潟県の粟島と

      静岡県伊豆稲取から直送

                                                                

                                                                                                           

                                                                                       

     私の誕生日は明後日だ。桜桃忌の二日前。

     彼女にとっては、勉強とバイトの狭間だ。

     

         大学では、受験勉強をよくやってきた女子大生は昔と同じで、

        高校生の延長のように勉強しているようだ。

     

       高い授業料、奨学金借用のためにアルバイトを強いられている。

      地方の大学にあっては、一層地味な感じがしてしまう。

     

     暮らしの様子を聞くと、周りはみんな同様なのだろうけれど、応援して

    やらなければと思わせている。

     

     

      プレゼントは、時計だった。

      高価な物ではないが、労働の貴重な対価だ。

     

      5年前は缶ココアだったのだから、時が過ぎた

      ことを感じさせられる。
     

     

     彼女の誕生日は、二週間後。

     希望を聞いたが、間に合うかどうか。

     

       その距離を一步一歩楽しんでいるようでもあり、

       その隔たりにじれているようでもある。

     

     

     

     

    Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 22:43 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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