日本語教育が必要な生徒
2018.10.04 Thursday
文部科学省が、初めて調査したとした「日本語教育が必要な生徒」の調査結果を発表した。
「日本語」で「国語」ではない。
対象に、想像と少しズレがあるかもしれない。
実は、外国で育つなどして日本語が十分にできず、「日本語教育」が必要な生徒について調査したものらしい。
公立高校生のうち9.61%が、昨年度に中退していたという。
全公立高校生の中退率の1.27% に比べたら7倍以上だ。
進学率は 平均の約6割
就職の場合 平均の約9倍が非正規
支援の不足が背景にあるとしている。
私は、「国語」と読んでしまった。
「国語教育」といっても、現実的には、言葉としての「日本語」だ。
国語科として学ぶ「日本語」は、日本文化を網羅した土台の上に成り立っている。
だから、国語科を疎かにしている生徒を見ると、様々なところで「日本(人)らしさ」が確実に失う方向に進んでいると思う。
「生産性」云々と言った人がいたが、「負」の再生産と、どちらがいいか甲乙付け難い。