さくらは、西行の桜か、石部の桜か、ある山桜か・・・。古に倣して桜を眺め 

    自らの過去・現在・未来の生への執着・悔恨・不情理・謝罪・希望・理想を記して      

    この生の証しとする。
山桜質素に
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     私の住むここらでも、桜は満開をから桜吹雪や花筏などの光景を見せるせる頃となった。

     花びらが舞う中を歩くのは、何もないのに晴れがましい。

     花筏は、その後にやって来た春の嵐を思わせる。

     

     

     山あいの田んぼの畦にさく山桜が、眼にも心にも優しい。

     

     

         

     

     

     ちょうど君と私との間の距離ぐらい離れて眺める。

     動きもしないし、語りかけてもくれない。

     

     

     雑木の間にあっても、陽当たりによっても、多少満開の時がずれるようで、微妙な対比を創りだしている。

     蕾の時が最も紅く桜色で、山桜らしい葉桜になっているものが近くに並んでいる。

     

     

         

     

     

     この頃流行りの河津桜や染井吉野のように豪華さはないが、古人が愛でた桜に違いないだろう。

     

       敷島の 大和心を 人問はば 朝日に匂ふ 山桜花   本居宣長 と

     

    詠んだのは、まがいもなく、この山桜だったのだろう。

     

     

                     

     

     

     桜前線は東北北部に達していて週末には各地で桜祭りが開かれるという。

     桜酒というのはないか。桜餅が食べたいと思った。

     

     

     

     

    Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 22:12 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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