腕も折れよと投げゆく投手
2019.08.04 Sunday
夏の甲子園は出場校の練習が終わった。組合せ抽選が行われ、明後日の開幕に向けて1回戦までの調整が始まった。
スポーツ界は野球に限らず常に新人が活躍したり、新しい記録が生まれたりしてい話題に事欠かない。
高校野球における「連投回避」の話題も、外野の意見も出尽くし、当事者の選択にゆだねる結果となったのだろうか。
岩手県大会決勝で大船渡は、花巻東に12ー2の大敗で、35年ぶり2回目の夏の甲子園出場はならなかった。
最速163キロ、プロ注目のエース佐々木朗希望は先発せず、ベンチスタート。登板機会も打者としての出場もなかった。
大船渡の国保監督は佐々木の登板・出場を回避させた理由を「私が判断しました。」と説明した。DailySports
佐々木は24日の準決勝・一関工戦で完封していた。決勝で登板すれば連投だったが、国保監督は温存を決断したことになる。理由については、「故障を防ぐ」とし、「投球間隔と気温です。今日は暑いですし。」と語った。
プロ野球OBの張本さんと現役選手の激論が繰り広げられた。
SNSの普及で多くの人たちが意見を言い、また衆目に判断を
求める形になった。
若い世代が眼前の困難を回避することを、何よりもまず選択するという姿勢に、将来の希望は感じられない。