鎌倉のさくらは
2014.03.10 Monday
沖縄の寒緋桜を観てきた。この後に楽しめるのは、伊豆の河津桜のはずだが、2月の中旬には開花しているので、もう遅いと思った。3月に入って、気温の低い日が続いても、もう葉桜だろうと諦めた。
6日に発表された、今年の「さくら開花前線」では、最も早いのが九州中南部と四国南部で、20日となっている。私の住む関東の北部など4月の3、4日頃だから、まだ1ヵ月近くあるわけだ。
だから私たちの生活は、どうも緑色よりは茶系のものに包まれていて、春が進む感じがしない。。
やっぱり河津桜を見に行こう。河津町には遅い。三浦市や松田町も有名だが、「さくら祭り」のニュースを聞いたから、これらも遅いだろう。
鎌倉しかない。思い立った翌日には、長谷寺にいた。
俯き加減の蕾は、あの緋寒桜。満開の、やや色あせているのが河津桜。
御霊神社や鶴岡八幡宮、鎌倉宮にもあるという情報に辿り着いていたが、みな門の前に参拝者を迎えるように植えられた若木だった。
御霊神社 鶴岡八幡宮
旗上弁財天社 鎌倉宮
「世の中に絶えて桜のなかりせば ・・・」と出かけてきたが、空振りに近かった。この歌は、〈染井吉野〉を詠んだものだからね。
本当は、「花の寺」瑞泉寺が目的だったと言いたいところだったが、こちらも時季外れだった。
黄梅
私のささやかな野球史の中で度々出ていただく海老先輩に会って、かつて教えた六大学の投手を応援し続けている(今日は練習試合で、教え子の成長した姿が見られて嬉しかったと、目を細めていた。)という話を聞きながらの帰途となり、思わぬ土産が出来た。