抗しきれないメラビアンの法則
2015.03.11 Wednesday
私は髪がうすい。いや、ない。だから、年齢よりも更けて見えることだろう。
外見は正直だ。25歳の人が35歳くらいに見えたって、大した変りはないだろう。私のように、半世紀以上も生きた者についても、取りたてて言うことでもない。
誰かと会った時の最初の印象は大事で、その後のチャンスを左右すると言われる。その第一印象は、心理学的な4つの情報をもとに、イメージが形成されるらしい。
情報とは、「外見(服装・表情)」・「態度」・「話し方」・「話の内容」で、「話の内容」が7%、それ以外が93%だというのが、メラビアンの法則だ。
今さら、2〜3秒の間に決まる相手の評価を上げる
努力は要さないだろう。
その「外見」で、「老化」との関連の記事を見た。(下野)
高齢者が、自分を実年齢よりも若いと思っているか、どうかだ。(外見には関係なかったかもしれない。)
期間
2004〜2013.3
対象
52歳以上の約6500人
対象者実年齢平均 65.8歳
自己評価年齢平均 56.8歳
A実年齢より3歳以上若い
B実年齢−2歳〜+1歳
C実年齢より1歳より上
「自分が感じる年齢よりも若いと思っている高齢者は、そうでない人に比べて死亡率が低いようだ。」と言える結果を得たという。
追跡期間中に、実年齢よりも
「1歳以上年をとっている」と感じている人の死亡率が24.6%で
「3歳以上若い」と感じている人のそれは 14.3%。
死因別には、心臓疾患系の病気による死亡と関連がみられたが、がん死との関連はなかったとしている。実年齢より老いていると感じる背景を探るため、身体の病気やうつ、喫煙などの生活習慣といった様々な項目について影響を分析した。結果、病気や不健康な生活習慣などがあると死亡リスクが高まることは分かったが、それらの影響だけでは、死亡率の高さは説明できないという。
「年よりの冷や水。」も、「年甲斐もなく…」も、悪くはないのか。
「がんばり過ぎると、老化する。」というのもある。
プロフィールの画像は、これらを手前勝手に解釈して、好感を持って使っている。