さくらは西行の桜か、醍醐桜か、ある山桜か・・・。周りに起こる出来事から
自らの過去・現在・未来の生への執着・悔恨・不条理・謝罪・希望・理想を綴り、
自らの生の確認としたい。
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北を想う
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     昨日日本で一番暑かった所が、北海道の帯広だった(36.1℃)と聞いて、この間の東北・北海道行を思い起こした。

     

     

          

     

     

     函館でのマラソンの前日に、札幌で半日程度を過ごした。

     どこか特別な所を訪ねる計画をしていなかった。美味しいものもあろうが、予備知識を持っていなかった。

     

     

     札幌には来ていたが、やはり長い時間滞在していなかったし、今の時期に訪れたこともなかった。

     まずライラックの頃に訪ねたいと思っていたから、今回もちょっと遅い。

     

     そして、「渡辺淳一文学館」だけは行っておくことにした。

     ライラックは、渡辺淳一の『リラ冷えの街』からだ。

     

          

          

     

     

     館の入口にあるライラックも、満開は5月のライラック祭りの頃だったという。

     

         館は大王製紙が「社会貢献」として1998年に開館し、

        生前の渡辺から展示の監修も受けていた。死去後中国の

        出版社に譲渡され、運営されている。

     

     

     私がこういう所を訪ねるのは、作家の種明かしを見つけるためではない。

     むしろ、作家の意図に近づく手がかりに出会うためだ。

     

     

                                                                         

       人工授精という運命的で冷酷なめぐり合わ

      せを経て、十年近い歳月の後に結ばれた有津

      と佐衣子。北国の街に現代の愛の虚しさを描

      く。1978年                                                       

       札幌に咲き乱れるライラックと、佐衣子の

      心理描写が、何度も何度も読み返させる。

       そういうライラックを見たいと思わせる。

     

     

          そのライそのライラックを紹介する

          北海道新聞日曜版を貰った。

     

                       

     

     

       別れた男から不意に届いた一通の手紙に揺れ

      動く女心を、アムステルダムの白い霧が吹き抜

      ける。男女の愛憎の情景を陰翳ゆたかに描く珠

      玉の小説。1977年

       作品やデビューまでの秘話を解説するDVD

      も視聴できる。見るともなしに見ていた。

       アイスランドに親しい女性がいたことを明か

      している。渡辺は何度も会いに行っていると。

      この大○理沙は、靖子のモデルか。

     

     

     アムステルダム空港からパリに向かう最終便が濃霧のために飛ばない。靖子を待つ男は翌朝日本に発ってしまう。

     今の男女には、こんなジレンマは起こらないかもしれない。

     

     

     来月札幌へ行くが、何を食べようか、どこを訪ねようかと想った。

     

     

     

       

    Posted by : 桜の好きなKOMUT | ひとりごと | 18:44 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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