さくらは、西行の桜か、石部の桜か、ある山桜か・・・。古に倣して桜を眺め 

    自らの過去・現在・未来の生への執着・悔恨・不情理・謝罪・希望・理想を記して      

    この生の証しとする。
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寒くなったと思うころ
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     寒くなっている。確実に気温が下がってきている。

     日照時間が短くなっているせいだ。太陽の周りを回る地球の動きがどうの ・・・という問題なのだろうが、また冬に向かっているというだけだ。

     

     秋の日はつるべ落とし。

     立冬を10日過ぎた日。日没は午後4時31分。冬至直前まで毎日1,2分ずつ早くなっていく。

     

     

         

     

     

     感慨はなくていいのだろう。

     苦難や懊悩の少ない穏やかな日々がこのように暮れれば。

     

     

     

     この頃の夜は冷える。

     外に出て、空を見上げてみる

     

     あの柄杓ひしゃくの星の連なりが見える。

     

     

          

     

     

     夜半、ちょうど縦に並ぶ。 

     

     冴え冴えと澄み渡って、星々が空いっぱいにきらめいている。

     こんな和歌があった。

     

         かささぎの 渡せる橋に おく霜の

       
           白きを見れば 夜ぞ更けにける
                             中納言家持『新古今集』冬・620


       七夕の日、牽牛と織姫を逢わせるために、かささぎが翼を連ねて
      渡したという橋ーー天の川にちらばる霜のようにさえざえとした星
      の群れの白さを見ていると、夜もふけたのだなあと感じてしまう。
          ーおく霜の 白きを見ればー
           「霜」は、「天上に散らばる星」のたとえ。
          

     

     夜は、静かで寒い。

     

     

     

     

    Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 22:12 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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