さくらは、西行の桜か、石部の桜か、ある山桜か・・・。古に倣して桜を眺め 

    自らの過去・現在・未来の生への執着・悔恨・不情理・謝罪・希望・理想を記して      

    この生の証しとする。
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再会のビール
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     ビールで乾杯だ。

     再会を祝している。

     

     

         

     

     

     軽くグラスを当て、かざして口に持っていったが、飲んではいない。

     ノンアルコールだよ。

     

     昼食の料理が運ばれてきて、乾杯の酒はすっかり脇へ追いやられている。

     

     

     避けておいて大丈夫。

     私は酒を飲むから、きれいに片付けよう。

     いや、この乾杯には意味があって、残すわけにはいかない。

     


     この再会が、何度かの意思の不通と空白を経ているからだ。

     すぐに繋がるはずの便利な携帯電話に頼らずに耐えてきた。

        少なくとも私は我慢していた。

     

     

     形に見えなくても、極小さな春の兆しか、 の一言だった。

     「あの時ように ・・・」。

     

     会っても、特別に何をするということもない。

     彼女によかれと思い、話し、振る舞ってきた。

     

     

     自らを面白いと思うのは、その空白出会いだ。

     自動販売機の前、「ココア」での乾杯だから。

      

        ここで何度か彼女の様子なども記してきたが、抽象的な表現に

       なっていたので、事実か虚構か判断されないこともあったろう。

        しかし、これで繋がった。またこれで、ここに残せる。

     

                               

     

     ここ一年で、二人とも生活環境が大きく                                                

    変わって、この後はどうなるかわからない。

     私は、若くもないどころかシニアの入り

    口にいる。(気持ちは若いつもりだが ・・・。)

     いや、歳をとらないように暮らそうと思

    が、相当のがんばりが強いられる。

     

     

     

     

    Posted by : 桜の好きなKOMUT | ひとりごと | 10:14 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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