拡がる桜色
2018.03.03 Saturday
さくらへのあこがれは、島田恭子の桜や街中の河津桜を観て、一気に急かされた。頭の中のさくら色は拡がり続ける。
菓子店のショーケースを見ても、中の桜色に目が留まる。
かくして、その桜のロールケーキを食べることになる。
桜色は、苺。― ただ、それだけのこと。
しかし、私の中でさくら色が拡がる。
それに、さくら色のスイートピーを添える。
ケーキの隣の花屋で
一本だけ買ったもの。
気持ちだけは盛り上がった …。
桜はまだ咲いていない。沖縄や伊豆とは違う。
それでも調子に乗って、私に近くで最も早く咲く河津桜を見に行った。
遠くから見ると、枝先が赤みを帯びているようにも …。
大田原市福原
河津桜はこの辺りだって、染井吉野に先がけて咲くだろうが、あと1ヶ月ぐらいかかるのだろうか。
まだ春の雪に遭うこともあるかもしれない。それでも、必ず咲く。
私の中のもう一つの桜は、遅れても開くだろうか。
予感を辿って、小さな確証を求めて彷徨ってしまった。
足元の水仙は、幸せの黄色で
首を縮めて咲いている。
ひなのひに