白い花が見頃と
2018.05.10 Thursday
白い花が見頃だと画像が告げている。soon
愛らしいサラソウジュ
那須の三光寺
見頃を迎えたサラソウジュ
と見出しが添えられている。
新聞紙面からなので、きれいな画像
ではなくて残念だ。話題にして、記事
に(を書いた人にも)申し訳ない。
白い房状の花で、小さな花を20個くらい下向きに付ける。
大きい樹らしいからたくさん咲いていて見事だろう。
「サラソウジュ(沙羅双樹)」は、仏教では、「無憂樹ムユウジュ」、「印度菩提樹インドボダイジュ」と並んで三大聖木の一つ。釈迦が亡くなったときに、2本の沙羅双樹が近くに植えられたことにちなんで名付けられたとされている。Wikipedia
夏椿
ハクウンボク 白雲木
私(たち)は、この夏椿を沙羅双樹と呼んでいる。そして、先の「サラソウジュ」は、白雲木と呼んでいるものだ。
小乗仏教を信仰する国では、沙羅双樹は「ホウガンノキ」であるとされている。寒さに弱く、日本で育てることはできないので、沙羅双樹の代用として、日本では夏椿が植えられた。理由は不明だ。
平家物語の冒頭に詠まれている沙羅双樹は、花を一日で落とすことに人生の儚さが感じられるからだとか諸説ある。
一方白雲木は、その花や咲き方が沙羅双樹は「ホウガンノキ」に似ているので、庭や寺などに植えられたのだろう。
ここの住職、「お釈迦様に因んだ木なので大切に育てている。」と。
どちらも、花の下に入ると淡い甘い香りがする。
夏に向かって、白い花が次々に顔を見せる頃だ。