さくらは西行の桜か、醍醐桜か、ある山桜か・・・。周りに起こる出来事から
自らの過去・現在・未来の生への執着・悔恨・不条理・謝罪・希望・理想を綴り、
自らの生の確認としたい。
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沖縄慰霊の日
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     73回目の「沖縄慰霊の日」迎え、糸満市の平和祈念公園で「沖縄全戦没者追悼式」が行われた。

     平和への誓いを新たに、犠牲者の冥福を祈って黙祷を捧げられた、と長い映像が知らせてくれた。

     

     刻銘をなぞり、鎮魂の祈りを捧げる子どもと祖父母がいた。

     

     

          父兄二人の刻銘の前

     

     

     「防衛隊の兄が亡くなった場所は今も分かりません。」と比嘉さん82歳。

     

        激しい砲撃が降り注ぐ本島南部を、母親と逃げ回った。道に散乱す

       る遺体を乗り越え、サトウキビをかじって空腹をしのいだ。刻銘は、

       熾烈な地上戦で二度と会えなくなった家族の生きた証しなのだ、と。

     

        

        地上戦での犠牲者は、一般住民 3万8754人(推定 1976年3月発表) 

       日本側の死者・行方不明者は18万8136人、沖縄出身(兵)が12万2228

       人うち9万4000人が民間人、県外出身が6万5908人、負傷者数は不明。

     

     

     式典の「平和宣言」で、翁長知事は米朝首脳会談の実現に触れ、「東アジアをめぐる安全保障環境は大きく変化し、緊張緩和に向けた動きが始まっている。」と指摘した上で、「辺野古に新基地を造らせないという〈私〉の決意は〈県民〉とともにあり、微塵も揺らぐことはない。」と強調し、国民的議論を求めた。

     

     現在、沖縄県の人口の9割が、戦後生まれなのだそうだ。

     戦争体験を持たない世代に、訴え語りかけていくことは、本当に大変なことだろう。

     

     

         その世代の代表が、 曽祖母の戦争体験から学んだ〈平和の誓い〉

        を述べた詩、「生きる」を朗読した。

     

     

          港川中3相良倫子さん

     

     

     「平和とは自分の命を大切にでき、命を精一杯輝かせて生きていけること。戦争や平和について考えるきっかけになってほしい。」という思い、と。高齢になっている参列者の涙を誘った ・・・。

     

     

       私は、生きている。
       マントルの熱を伝える大地を踏みしめ、
       心地よい湿気を孕んだ風を全身に受け、
       草の匂いを鼻孔に感じ、
       遠くから聞こえてくる潮騒に耳を傾けて。

       私は今、生きている。

       私の生きるこの島は、
       何と美しい島だろう。
       青く輝く海、
       岩に打ち寄せしぶきを上げて光る波、
       山羊の嘶き、
       小川のせせらぎ、
       畑に続く小道、
       萌え出づる山の緑、
       優しい三線の響き、
       照りつける太陽の光。

       私はなんと美しい島に、
       生まれ育ったのだろう。(略)

     

     

     

     

    Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 11:36 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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