金足農84年以上を
2018.08.18 Saturday
第100回の3回戦、金足農が5−4で横浜に、大逆転で勝利し8強入り。
2点ビハインドの八回、連打で1死一、二塁。立ち上がりから力投
を続けてきた板川から、高橋がバックスクリーンへ逆転3ランを放ち
土壇場で一気に試合をひっくり返した。
そして、剛腕エース吉田輝星投手は4点取られたが、 3試合連続
2桁の14奪三振で、強打の横浜を抑えた。
9回161球目に150キロ
見る者に、1984年・第66回の「金農旋風」を思い起こさせた。
第1回大会以来となる秋田勢の決勝進出がかかった準決勝のPL学園との戦い。
夏の甲子園初出場の金足農は強豪校を次々と破り、「金農旋風」を巻き起こしていた。
準決勝の相手は、前年優勝のPL学園。後にプロ野球へ進む桑田真澄、清原和博のKKコンビ。
金足農のエース水沢博文は、味方打線が一回に先制すると、テンポ良く変化球を内外角へ投げ分け、PL打線を抑え込んだ。五回までの被安打は1。大舞台を楽しんでいたと伝えられている。打線も桑田のカーブや直球を攻略し、金足農は再び適時打で勝ち越す。
そして八回。1死後清原に四球。次打者の桑田に決勝の本塁打を浴びる。
一球の恐ろしさと
1984年の、その試合と同じ八回。
一死一、二塁の好機。
6番高橋が初球をフルスイング。
ボールがバックスクリーンに吸
い込まれる。
九回吉田投手が、4番万波、5番
内海を連続空振り三振に抑える。
強豪横浜を力で撃破した。
再びの「金農」旋風を期待しよう。