さくらは、西行の桜か、石部の桜か、ある山桜か・・・。古に倣して桜を眺め 

    自らの過去・現在・未来の生への執着・悔恨・不情理・謝罪・希望・理想を記して      

    この生の証しとする。
キウイを収穫
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       実りの時期は既に過ぎ、収穫が遅れていたキウイを採り入れた。
    今年は、柿が外れの年で、それこそ一つも干し柿にすることが出
                                        来なかったが、キウイは豊作となった。
     収穫を数えるよりはコンテナで幾つと表すく
    らいの量だ。今年は木になるものが不作で、熊
    があちこちで出没するくらいだから、家のキウ
    イは喜ばしい状況だ。霜が降りる頃、この山間
    ではよく、ヤマブドウやガマズミが鮮やかに色
    づいた。子どもの頃、私たちはそれらをよく口
    にしていた。「渋い」思い出がよみがえる。こ
    の頃、そういう機会がないなぁと思う。

     豊作だというと、摘果や追肥なども欠かさず
    よく手入れをした結果のように聞こえるかもし
    れないが全くそうではない。もう15年以上にもなるか、「生産農家から貰った苗木を植えた」そのままの状態が続いているものだから、蔓が小さな山のようになっている。だから、実った果実もばらばらで、子どもの拳大もあれば、卵位の大きさのものもある。

     それでも自然の恵みだから、来年の豊作を祈るための数個を残して全部収穫した。これらを美味しく食べるために、エチレンを発生するりんごと寝かせた。市販しているものは、人為的にエチレン処理して成熟させているというが、家庭ではリンゴに任せることが多いようだ。ポリエチレン袋を使用するとあったが、段ボール箱を使った。また、20℃程度の暖かさを保つとあったが、この時期それもなかなか叶わない。それでも、キウイとリンゴの合わさった甘い香りが、その隙間から溢れて辺りに漂っている。これで後十日ほど待てばよいか。

     
      食べられるようになれば、私のこの冬の果物
       摂取の主力になってくれるだろう。実は、キウ
       イは「栄養素の宝庫といえる果物」らしい。ビ
       タミンD,Eが豊富であることが基本だ。そし
       て、葉酸やカリウムを多く含んでいて、血圧を
       下げたりカルシウムの排出を抑制したりして心
       臓病の予防に効果的だとか。私は、100g中
    1.8gの水溶性食物繊維にコレステロールを下げる働きがあるという言葉に魅力を感じている。
      25度のホワイトリカーにキウイを沈めた。さてどんな酒になるか ・・・。


    Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 22:05 | comments(0) | trackbacks(0) | -
    マラソンは走るもの
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        大田原マラソンを見てきた。10年、11年と参加したが、幸か不幸か8月31日までの参加受付が、応募が一杯になったということで6月30日に締め切られ、出場できなかった。
      嬬恋以降、腰痛が少しずつしか改善しないので練習できなかったから、無理をせずに良かったのかもしれない。
         それでも走れないのは残念だ。それにもまして、私が出るからと、ゴルフ仲間(実は先輩)がボランティアをすることもあって、大田原に行かずにはいられない。

        
        第1給水所(6.5km地点)
        出発30分前に雨が降り出したが、大
        方の選手が通過する10時35分過ぎに
        は上がって、選手たちは給水してスピー
        ドを上げていった。私のような「中年お
        じんのチャレンジ」が、多くのボランテ
        ィアの皆さんに支えられていることを、
        身をもって体験出来て良かった。

         伊藤さん!ありがとうございました。 来年は、必ず完走しますから 。

       

        中間点(400号と並行する農道)
        蛭田小の南東。私は、ライスライン
         の内側を自分と同じ位のペースで走る
         選手を追った。中間点を1時間40分
         前後で通過しなければ、4時間の時間
         制限はクリア出来ない。約1.6km
         先の第二関門までは、緩やかな下りで
         少しだけ貯金をしたいところなのだ。  


        
        第二関門(JA佐良土前)
        選手にはまだまだ余裕あり。見る側に
       立つと、ここでは全く逆方向を向くこと
       になる。高圧線の鉄塔が、「来年は出場
       して、必ず完走しろよ。」と言われてい
       るようだった。近所の人たちの応援の声
       に勇気づけられる雰囲気があった。


       

        30km地点(汽車道旧黒羽町狭原)
        第二関門を過ぎると約10kmはゆや
       かな上りからやや平坦になると、北風に
       向かうことになる。景色の変わらない田
       舎のたんぼ道で、うっかりすると自分の
       走るペースを忘れてしまい、思わぬペー
       スダウンになってしまう。この前後に、
       足がつって縁石に座り込む選手もいた。


         
        国際医療福祉大学手前の坂
            第三関門の「与一の郷」を3時間10
         分(5分42秒/km)以内のいいペース
       で走った選手は、福祉大前の上りにさし
       かかる。この前後1.5~2kmで、25
       ~30mを上ることになるが、歩くのと
         同じ位の速さになってしまう。"4切り"
       危ういと思いながら足が動かない。



        
        第四関門(保健センター)手前
        福祉大の坂を下ると残り5km。下
       りが意外に足にきく。市街地に入って
       色づいた銀杏並木の間を走る。この辺
       りに来ると足が自由に動かなくなる。
       第四関門を目前に、思い通りに走れな
       い選手をたくさん見た。限界なのだ。



       第四関門を通過すると残り4kmくらい。もう気持ちで走るだけ。1kmを3分台で走る人には分からない。2時間台から3時間前半で走る人にも分からないだろう。自分の限界への挑戦かもしれない。

       このマラソンを見る前、もう走るのをやめようかと思っていた。それでもまた走りたくなった。何が得られるのか。何もない。マラソンは見るものではない。走るものだ。"4切り"の目標に、練習して挑む自分が好きだ。



      Posted by : 桜の好きなKOMUT | らんにんぐ | 12:22 | comments(0) | trackbacks(0) | -
      子どもの名前
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          時節柄いろいろな展覧会や発表会が行われている。若い年代層の受賞者や入賞者の名前を聞いたり見たりすることがある。プログラムやパンフレットで出演者や出品者の名前を見つけると、書かれている文字が予想に反していたり、すぐに読めなかったりすることもある。そんなふうに自分たちの世代との違いを改めて認識させられるのだ。 

           女の子で「萌々子」(ももこ)や「碧乃」
         (ほしの)、男の子で 「光翔」(こはく)や
         「永翔」(はると)などは、耳で聞いたのと
          文字で表されたのとでは、なかなか合致しな
          い。
          また、女の子で「優良々」(ゆらら)や
        「優愛」(ゆあ)、男の子で「温士」(はると)
        や「星凪」(せな)などは、それぞれの言葉が持つ 本来の意味に、
        好きな感じや持たせたい意味の漢字を当てたように思われる。
         言うまでもなく子どもの誕生を控えた家族は、あれこれと思い悩む。そして、〈両親や親族から一文字取る。偉人や有名人の名前を付ける。子どもの将来への願いを込めた漢字や熟語を使う。時流に合っている語を選ぶ。姓名判断などで縁起のよい名前にする。小説・ドラマ等の架空の人物から取る。〉などして命名するのだろう。これらにも、そういう思いが込められていることを感じる。

         名前に漢字を使うことが多く、漢字は表意文字であるから「願い」と関係のある漢字を選ぶことだろう。「優良々」ちゃんは、「やさしく、そしてみんなに可愛がられるいい子に育ってほしい。」という願いか。同様に、言葉の持つイメージや表情、すなわち「ゆら−ゆら:玉がふれあって鳴る音」や「ゆらり:ゆっくりと大きくゆれ動くさま。軽く身を動かすさま。ゆとりがあってゆったりしているさま。」という意味内容を持たせようとしているだろう。
          
         この「音相」を生かすことは、表音文字の成り
        立ちに近い表現かもしれないが、毎日名前を呼ば                   
        れたり自分でも言ったりしているうちに、その音
        を自分自身として認識していくようになる。音の
        雰囲気が、その人自身の雰囲気となり、だんだん
        性格の一部に
        なっていくだろう。

         平仮名の名前もあるが、漢字なら常用漢字19
        45字(+191字)と人名漢字983字の組合
        せで出来る。何時でも見ている名前でなければ、
        簡単に読んでもらえないこともあるだろうが、
        友だちや幼稚園・小学校の先生などは、すぐにその
        「音相」が広がる呼び方をしてくれる。そして、
        命名の意図通りの健やかな成長を願いたい。







         



         

         
        Posted by : 桜の好きなKOMUT | ことば | 22:07 | comments(0) | trackbacks(0) | -
        選挙やるの
        0
           
            衆議院が解散した。宣言した議長は横路孝弘。
            私が選挙権を得た頃、父節雄の急逝で「社会党の
            プリンス」となった彼は、あの”国会の爆弾男”と
            呼ばれた「楢崎弥之助」とともに国会でロッキー
            ド事件を追及していた。(これには、上田哲を挙
            げずにはいられないが・・・。)”格好いい”と思った。
            以前にも外務省機密事件を追求していた。
            党は、江田・飛鳥田のもとで国会における議席
            数の最大をみる時代を迎えていたが、83年北海
          道知事への転身を要請された。アジア冬季大会の成功と札幌博覧会の失
          敗から96年に国政に復帰したが、社会党は既に姿を変えていて民社党
          に移った。(近頃の世襲議員とは違うような感じもするが ・・・。)今で
          は、土井たか子に続く女性党首福島瑞穂が、党名を変えながらも「憲法
          九条」を死守している。

           野田首相は、消費税増税をめぐる与野党対立や民主党の内紛が続く中、難局打開へ最後のカードを切った。合意形成に手間取る国会への厳しい批判を背景に、政党政治の混迷から脱却する筋道が問われる選挙になる。

           栃木県では、今月18日に県知事選挙があり、12月16日に衆議院選挙を行うことになる。知事選は告示と同時に立候補者の受付が行われ、マスコミは大勢を告げる。衆院選も4日以降同様に進むだろう。

           今年も残すところ一ヶ月半、私たちは出費を控えて、来るべき年に困らないように無駄を省いて年を越そうとしている。国会議員の先生方には、そういう庶民の考えは理解できないのだろうか。こういう点から考えても、政治が国民の意思とかけ離れたところに行ってしまっている。立候補に関する費用は、知事選挙で、供託金が300万円、法定選挙費用が2420万円だ。衆院選では、供託金が300万円(比例代表制で600万円 没収点略)、法定選挙費用が2130万円〜2350万円だ。
           その原則4年ないし3年ごとに行われる国政選挙に
          どのくらいの経費がかかっているのかに注目したい。
              
            
          会計検査院が平成22年9月に、「国会議員の選挙等
                                                   の執行経費の交付額の算定につい
          て、投票所経費、開票所経費等の
          算定を選挙事務の実態に即したも
          のとすることなどにより執行経費
          の適正化を図るよう総務大臣に対
          して意思を表示したいものについ
          ての報告書」を提出した。その中
          で、平成21年8月に実施された
          衆議院選挙のときに、都道府県お
          よび市町村に交付された執行経費
          は、180億1604万余円と確
          認されている。必要とされる経費
          なのだろうが、投票する側には桁
          違いの額のようにも思える。
              








           
          Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 21:46 | comments(0) | trackbacks(0) | -
          褒めて育つか
          0
              〈 “ 褒めれば上達 ” 科学が証明−教育、リハビリに応用も=生理研 人間が何かを学ぶとき、褒められた方がより記憶に定着し効果的に学習出来ることを、生理学研究所の定藤規弘教授らの研究チームが科学的に証明した。 〉というオンラインニュースに引きつけられた。(時事通信:ONLINE科学誌「PloS ONE」に発表)

             ◇ 実験方法
              * 右利きの成人男女計48人に、左手を使って使                   
               って決められた順序でパソコンのキーボードを打
               たせ、30秒間で速く正確に入力する練習を12
                    回させる。
              * 練習結果の優劣に関係なく、
                a 自分が褒められた映像を見る。
                b 他の人が褒められた映像を見る。
                c 自分の成績をグラフで見る。
              * a,b,cの3つのグループに分類し、翌
                     日に再びテストし、各グループで入力がどれ
                     だけ向上したかを調べる。

             ◇ 実験の結果
              * 自分の褒められたグループは、練習より20%多く打てた。
              * 他のグループは、約14パーセントの向上にとどまった。

             ◇ 教授の分析
               褒められることは、脳にとっては金銭的報酬にも匹敵する社会的報酬
                  だ。これを得ることで、運動技能の習得がより上手に促されることを証
                  明した。”褒めて伸ばすことの科学的”な妥当性を示すものであり、教育
                  やリハビリにおいて、より効果的な”褒め”の方略につながる可能性があ
                  る。

              この実験は「運動トレーニング」についてだ。確か、金メダリストの高
               橋尚子を育てた小出監督は「褒めて育てる」人だったように記憶してい
             る。 結果を広げて、言語や絵画・音楽における表現においてはどうか。
             また現実的には、他の人と比較したり結果のみを褒めたりせずに、プロセ
             スや努力を褒めることが大切だろう。日頃から職場の上司には、後輩を
                          褒め、彼らの職務遂行能力を高めてもらい
                           たいと願ってきた。
                            
                  

                  「褒められること」によって、脳からやる
                 気を促すホルモンが分泌され、積極性や活力
                 を生み出すことは周知の事実だから、子ども
                 の教育や養育についても応用が利くだろう。
                  その褒め方について、言葉を選んだり、
                         普段からよく見ていて、心を込めてタイミン
                         グ考えたりする工夫も必要だ。それが、年
                         長者としての役目だ。
                      
            Posted by : 桜の好きなKOMUT | ことば | 18:56 | comments(0) | trackbacks(0) | -
            歴史に学ぶ
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                「和諧社会」の構築という目標の達成に、党と中国国民を鼓舞する胡錦濤総書記の最後の演説を行った。(第18回中国共産党大会−−日本国民として、衆議院の解散が秒読み段階にある時期に、他国のお祭り騒ぎ・指導者引き継ぎセレモニーに付き合っている場合ではないが ・・・。)
               その中で、「海洋開発能力を高め、断固として国家の海洋権益を守り、海洋強国を建設する」として、尖閣諸島や南シナ海への権益拡大を明言した。


                ◇ 領土問題 ◇

              # 尖閣諸島
               *1895年領土編入−国際法で正当*1970年代まで中国異議唱えず
               *日清戦争で奪ったと主張*領土問題を国際社会に主張した例なし
               *’08聯合号事件’10中国漁船衝突事件’11中国海軍の領空侵犯
                 *’12日本の国有化

              # 竹島
               *1905年領土編入
                 *1951年サンフランシスコ平和条約で日本の領有化
               *日韓併合(1910年〜)への不満継続
                 *’12李明博大統領上陸

              # 北方領土
               *1854年樺太千島交換条約で千島列島全体が日本領化
               *旧ソ第二次大戦での戦後処理の原則を破って千島を占有
               *1951年サンフランシスコ平和条約で千島列島を放棄
               *’10メドベージェフ前大統領北方領土視察

                 

                 
                                

               〈国の指導者が領土問題を持ち出すのは、国内に問題を抱えているか、指導力に問題がある
              ときであることは、世界の歴史が証明している。〉とするのは、NHKモスクワ支局長・解説主幹等を歴任した小林和男氏だ。〈領土は愛国心とナショナリズムの根源で、これらを使って
              国をまとめた天才が、旧ユーゴスラビアのチトー大統領であったこと、隣国イタリア・オーストリアへの侵攻によって、国内に噴出しようとする経済問題等を収めたこと〉を紹介している。そして、〈領土に根ざした愛国心を表面に出すときの政治家は志高くなければならない。己の利益や人気取りで領土を持ち出してはならない。〉と、領土問題は政治家のパフォーマンスなどで解決することは絶対にないとしている。

               五輪で愛国心が高まっているときの李大統領の竹島上陸も、その通りだ。、実績もなく人気が低迷しているとき、上陸から親書の扱い、天皇訪韓への要求と日本が大騒ぎしてくれて期待通りだったろう。
               尖閣はもっとひどい。中国は指導者の交代を控えて権力の死闘が続き、問題を抱えているときだった。日本の行動は渡りに船だ。愛国心を理由に騒ぎを起こし、問題から目をそらせる役割を日本がやってしまったのだ。そして、今回の指導者交代がスムーズに進んだ訳だ。

               できるだけ早く「国民の真意を問う」として、衆議院を解散して選挙を行いたいとする大勢の国会議員たちは、私利・私欲はもちろん、党利・党略によって議員としての職務をこなしている。残念ながら、既に「国民が政治に何かを求める」状況にはない。「歴史に学び」ながら冷めた視線で眺めていこう。

               
              Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 09:53 | comments(0) | trackbacks(0) | -
              錦繍に惹かれて
              0
                                                                       リバイバルを聞いたりすると、
                   それをよく聞いていた頃のことを
                   思い出す。季節が巡って紅葉が身
                   の回りにやってくると、脳裡に蘇
                   ることがある。西陽に映える山門
                   の紅葉を訪ねたこと。紅葉の器を
                   彩る料理を食べに出かけたこと。
                   初めて読んでから30年近くも経
                 つのに、書棚から引っ 張り出す
                                     宮本輝の『錦繍』。
                                                  
                 
                                                                                                                                                                  仕事が忙しいときに限って読書がしたくなる。
                  この時期も、この本もそうだ。そして一気に読み
                  通してしまう。そして「やっぱり、そうだった」と。
                   見事な紅葉をみせる蔵王で、元夫婦であった
                 二人が10年の歳月を隔てて思いがけず再会する。
                 大学時代に出会った二人は結婚し、幸せな生活を
                 送っていたが、有馬と水商売の女性、由加子との
                 心中事件で離婚していたのだ。「まさかあなたと
                 再会するなんて、本当に想像すら出来ないことで
                 した。」と亜紀との往復書簡という形で物語は展
                 開する。

                                      それぞれの過去とその心の動きを辿り、別れ
                 舞台「錦繍」          てからの日々を語り、徐々に互いの現在へと話
                     
                   が移り、それぞれの再出発とも言えるようなラ
                   ストへと力強く向かっていく。
                 

                    07年に舞台化されていた。持ち続けた嫉妬
                   や恨みをぶつけ、「何が何でも、『今』を懸命
                   に真摯生きるしかないではありませんか」と
                   言い切る亜紀を余貴美子が演じたという。亜紀
                   の有馬宛の手紙を読んで泣き続け、「うち、あ
                   んたの奥さんやった人好きや」と言う有馬を食
                   べさせている令子を登場させている。
                                                            

                 
                  蔵王ダリア園                        錦秋(繍)の蔵王を中心に、
                                                                    ドッコ沼へ登るゴンドラリフト、
                    ダリア園とこの上ない場。
                  夜になり旅館を出て園のベンチ
                  に障害を持つ息子清高と座って
                    いつまでも宇宙のきらめきに見
                    入っていると、「ああ、それらの
                    星々のなんと寂しかった事でご
                    ざいましょう」・・・私はあなたと十
                    年ぶりに再会したことがなぜか
                   
                                                                     とても悲しい出来事にかんじら
                                                                     れてしかたありません。と。
                 モーツァルト40番
                  
                         物語の鍵としてモーツァルト
                  の音楽が登場する。「生きてい
                  ることと、死んでいることとと
                  は同じことかもしれない」と亜
                  紀がモーツァルトを聴いて、そ
                  う感じる、有馬もその言葉に過
                  去を語り始める。

                  
                 
                    読後蔵王の自然にも引き寄せ
                  られる。音楽への嗜好も拡げて
                  くれる。『螢川』が次に好きだ。
                 

                Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 22:20 | comments(0) | trackbacks(0) | -
                たかが野球されど野球
                0
                    日本シリーズは、Jとハムが2勝2敗で第5戦をむかえていた。札幌ドーム、Jの4回表、無死一塁、ハム多田野投手がJ加藤捕手に投じた139キロのストレート ・・・バントの構えをした打者に向かって投じられたボールは、打者をのけぞらせて後方に大きく逸れた。

                    映像(デイリースポーツによる)
                     で見ると左のようだが、球審はこ
                     の投球を「危険球」と判定した。
                     これは静止画像だが、TV中継で
                     はVTRをスローでも繰り返して
                     いた。ベンチでもモニターで見て
                     いたろう。わずか0.2秒とか 0.3
                   秒とかの出来事だから見間違えも
                   あるだろう。しかし、裁定に映像
                   

                  が採用されないことや球審の裁定が最高とするルールから考えると、「誤審」は許されない。見えないなら辞めるべきだ。間違えに気がつけば訂正すればいいだろう。後の報道(同紙)で分かったのだが、球審は最初「ファウル」をコールし、原監督の抗議を受けて「死球」に変更したという。続く栗山監督の抗議にも判定が覆ることはなかった。−−球審の頭の中は、初めから決まっていたのではないか。

                   試合はその時点でハム2−5J、ハムにはその後得点がなく大手を懸けられたから、あの一球は「大した」ことない一球だったかもしれない。多田野投手にとって、あの日に投げた8球のうちの1球が、その後の投球や野球人生をも変えないことを願っている。


                   阪神ファンの私には大したことでない。日本一に関係のないチームは、秋季キャンプを行っている。楽天は星野監督の出身地の倉敷で、20日まで行うという。歓迎セレモニーも開かれている。

                    監督は、「タイガースと日本シリ
                   ーズをすることが私の夢です。いつ
                   になるのか分かりませんが、うちは
                   来年は必ずてっぺんを取る。そのた
                   めに心技体を鍛えていきたいと思い
                   ます。」と、優勝宣言をしたという。

                   


                   
                   
                  Posted by : 桜の好きなKOMUT | ひとりごと | 08:40 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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