さくらは、西行の桜か、石部の桜か、ある山桜か・・・。古に倣して桜を眺め 

    自らの過去・現在・未来の生への執着・悔恨・不情理・謝罪・希望・理想を記して      

    この生の証しとする。
雨中の山桜
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        週末は、今春2度目の「爆弾低気圧の発生・通過」が予想され、天気予報
     もニュースも注意を促していた。6日土曜日の関東北部は、大したことも
     なかったが、西日本での大暴れが 確実に近づいていた。夕方から夜半にか
     けて、やや強めに雨が降ったくらいだ。

      7日朝、どんな天気になるのか調べた。
     
                                 

      天気図から見ると「大荒れ」だと思った。しかし、雨雲の動きから見る
     と、弱まるか一時的に止む時間帯がるのではないかと思われた。
      満開になっているソメイヨシノが散らされてしまうし、花見やいろいろ
     な行事も楽しむことが出来なくなってしまう。

      夜半に上がった雨は、朝になっても強まることはなかった。
      〈天気予報は、なお強い風雨への注意を促していた。ニュースも、
       首都圏で電車が運転を見合わせていると告げていた。〉

      昼近くになっても、弱い雨が降ったり止んだりだった。風もさほど強くは
     なく、気温も20℃くらいまで上がっていた。予報の外れを喜んだ人もたく
     さんいただろう。

      家の中にいると暗くなるので、傘を持って近くの「山桜」を見に出かけた。

     

      やはり、盛りとなっていた。その桜色は少し白みがかってしまったが、木
     いっぱいに花房を付け、安定した樹形をつくっている、こういう山桜が好き
     だ。何とも心落ち着き、幸福感を覚える。
      名もない山桜だから、わざわざ見に来る人はほとんどいない。まさにひと
     り占めだ。傘をさしながら、木を一回りするように、いろいろな向きから眺
     める。

      西側に低い山もあるので、今日も風を受けずにゆったりと咲いている。
     「吉野の桜」と同じだし、西行の桜も、こういう桜だったろう。


    Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 05:58 | comments(0) | trackbacks(0) | -
    がんばれ!新一年生
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        街角で、女の子と手つないだ母親の入学式帰りだろう親子に出会った。
        ああ、これが「小学校に入学した時」の光景として、ずっと残るものだ。

        希望と期待に、最も膨らんでいる時かもしれない。
        化学メーカーのクラレが今年も、新1年生2000人とその親に、「将来
      なりたい職業・就かせたい職業」について、アンケート調査を行った。回答
      の多いものを概数(%)でグラフにしてみた。

       

        1999年から続けてきたらしい。上位の方では昨年と同じような傾向で
       男子は「スポーツ選手」が1位で、サッカー選手が66.4%、野球選手が
       19.3%だった。女子も「パン・ケーキ・お菓子屋」が、33.9%で、こ
       こ5年くらい首位をキープし続けているという。

        親はどうかというと、(1位 % ・・・)
          男子の親は、公務員 20 スポーツ選手 12 医 師 12
            女子の親は、看護師 16 薬剤師    11 公務員 10  だった。
        男子にあっては、世界の大舞台で活躍する様子をよく見ているからだろう
       と分析している。女子では、フライトアテンダントや理・美容師が減少しい
       る言っている。

        4月1日から行政の仕組みや法律等が変わることで、私たちの生活がどう
       変わるかと考えていた。税制改正の予告もされていたし、電気料金等の公共
       料金の値上げも知らされていた。
        そういう時の私たちは、気休めの一服を求める。それこそ一杯のコーヒー
       だったり、雑談だったり、あるいは節約だったりするかもしれない。

        「サラリーマン川柳」に出くわした。第一生命が25回以上行っている。
       流行や世相を反映しながらサラリーマンの状況や悲哀をユーモアを込めて詠
       んだものが多い。そんな中に、次のようなものがあったので、子どもはどう
       かと、心配していた。
                 何になる? 子どもの答えは 正社員

        大人が考えているより、子どもの方が夢を持っていてよかったなぁと思え
       た。「 ・・・なりたい」と思いながら一日一日を過ごしてほしいと思う。

       
        学業成就を祈願して、ランドセルやカバンを
       お祓いするなどの「勧学祭」が、各地で様々な
       やり方で行われている。

        子どもたちの学業成就と
              健やかな成長を祈念している。


       
      Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 23:01 | comments(0) | trackbacks(0) | -
      大田原の桜三、四分咲き
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          県北の桜は、満開が遅れている。                          辛夷の花.JPG
            3月末の2日の最高気温が8℃・5℃で、今日が
        13℃、明日が雨で10℃の予想だ。

          そういう中でも新年度の始まりは、穏やかに進ん
        だようだ。2年前に破綻した日航が1000人を採
        用し、格納庫で入社式を行って抱負を書いた紙飛行
        機を飛ばした。田舎の街角にも、コンビニ弁当を持     満開の辛夷
        ったリクルート姿の男性を見かけた。                    

         自分の4月1日はどうかというと、年を重ねる毎に、どこか憂鬱さを持っ
        て繰り返してきたような気がする。気温は上がり、確実に春になっているの
        だが満開の桜と自分の心の高揚がすれ違った。単調な繰り返しに飽きたか、
        今年はこれまでよりいい仕事が出来るという確信がないからか。

         今年は限っては、周囲に平身低頭で「お許しを請う」状況で始まり、もう
        会わせる顔がない始末だ。
         腰痛がひどく、前年度末から年次休暇を取っていたが、新年度初めからは
        傷病に切り替えて、一定期間その改善に専念することとした。 
         

         うららかな春の日となった今日、(同僚に負担をかけながら休暇を取って)
        治療を開始した。仕事を離れるとストレスをが減少し痛みが和らいで、今朝
        上司に休暇の申し出をしてきたことに悔いも感じた。

        桃の花.JPG
          そして、胆管癌や心筋梗塞で亡くした両親
         の最期の介護に、こうした休暇の使い方が出
         来れば良かったのにと思った。

          ああ、これらすべてが
         嘘ならよかったのにと思った。
         

           花卉農家の桃
        Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 19:45 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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