さくらは、西行の桜か、石部の桜か、ある山桜か・・・。古に倣して桜を眺め 

    自らの過去・現在・未来の生への執着・悔恨・不情理・謝罪・希望・理想を記して      

    この生の証しとする。
「違憲」三学者の逆襲
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     国会は異例の延長がなされ、安全保障関連法案の審議は継続している。
     22日衆院平和安全法制特別委員会では、有識者5人を招いて参考人質疑を行った。

     1人は先の、野党推薦の小林節慶大名誉教授で、「憲法に違反し、政策としても愚か。廃案にすべきだ。」と重ねて主張した。

     これに対して、
     与党が推した西修駒大名誉教授は、「戦争抑止法案だ。」と法整備の必要性を訴え、集団的自衛権についても「明確に憲法の許容範囲だ。」と指示。
     民主政権で防衛相を務めた(与党推薦)森本敏氏も、「周辺諸国の脅威に対応する十分な体制が、今の法体系では出来ていない。」と、現行法の不備を指摘した。
     
                      

     あと2人の元内閣法制局長官までも、「違憲」を指摘している。
     宮崎礼壱氏。違憲性を指摘、取り下げを要求した。
     阪田雅裕氏。「従来の政府解釈の基本的論理を変更するものだ。」と指摘。

      
                                                               
      初めの、小林節慶大名誉教授は今月4日の衆院憲
     法審査会で、長谷部恭男早大教授、笹田栄司早大教
     授とともに「憲法違反」と指摘している。

     
     そして、すぐに菅官房長官が「認識の相違」と見解を述べた。
     次いで安倍首相は、G7後の会見から「合憲」の政府見解を力説続けた。

          

     注目したのは、この後の小林、長谷部、笹田三学者の反論だ。
     小林氏は、「『合憲』と判断する政府見解の根拠として、最高裁による1959年の砂川判決を挙げ、憲法を無視した政治を行おうとする以上、独裁政治の始まりだ。」と述べている。(15日時事通信)

          

     
     衆院憲法審査会は15日、高知市で地方公聴会を開き、一般公募の6人が憲法をめぐり意見を述べた。集団的自衛権の行使容認を盛り込んだ安全保障関連法案に5人が反対し、賛成は尾崎正直高知県知事だけだった。

     「独裁政治の始まり」を使った三学者の逆襲は、もっと広く認識されたい。


     
    Posted by : 桜の好きなKOMUT | ことば | 11:56 | comments(0) | trackbacks(0) | -
    慰霊の日の前の沖縄
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       夏休み向けのパンフレットを、旅行社が机の上に置いていった。
       沖縄のきれいな宿泊地。

          


       マスコミが伝えるのは、沖縄本島に点在するガマ(洞窟)からは戦没者たちの遺骨が出るということ。

           

       太平洋戦争末期の沖縄戦から70年たった今も、遺骨の収集活動をしている人がいる。沖縄戦の激戦地だった糸満市のガマの奥深くに入り、収集作業を進める。ガマは旧日本軍の野戦病院があった所。ばらばらの状態で見つかる遺骨に交じって、古びた銃弾、薬品の瓶なども掘り出されるという。


       「沖縄慰霊の日」を前に、様々な取り組みや対応が報道されている。

        建立から20年を迎える「平和の礎」を丁寧に拭きながら、戦争が
        ない世界になってほしいとの願ったいう子どもたち。

        元ひめゆり学徒の上原当美子さんの講話や、 非戦闘員として沖縄に
         入った人たちによる戦争手記の朗読。

        沖縄平和祈念堂での平和トークショー。沖縄の歌から平和を考える
         夏川りみさんのコンサート。


       忘れてはならない記念の日だからか、「70年」の節目だからか、どこか戦争への流れを感じさせる政治のせいか。テレビも、ラジオも特集を組んで、悲惨だった沖縄戦と今も残る傷跡を報道している。
                
        テレビでは、14日からの「NHKスペシャル 沖
       縄戦全記録〜戦後70年」。映像は残っている。
       確かな証拠だ。
        「マイあさラジオ」や「お便りラジオ」も特集で、
       沖縄の人たちの想いや、沖縄への思いを伝えた。     相当な数の手紙、葉書、FAX、mail。


       この沖縄に、ある人たち(ラジオのタクシーの運転手など)と同様に、移住あるいはある程度の長い期間住んでみようと思った。そこで半年生活しても、1年住んでも、旅行者としてではなく生活者でなければだめだろう。


       「どうするんだ …。」と、弟たちも言う。言い出したら下がりはしないだろう兄を知りながら、口を揃えた。
       無理だろうとは思っていた。私には管理するものが一杯あって、今でさえもてあましているのに、どうするのかということだ。

       こんなに穏やかに過ごせる故郷を離れることはない。
      確かに。日本列島のそこここ、世界各地で予期せぬ事
      が起こったり、様々な自然災害に遭ったりしている。
         それなのに、離れたりしたら罰が当たる。
       昔に戻って、slow に暮らそう。
       

       

       
      Posted by : 桜の好きなKOMUT | ひとりごと | 22:28 | comments(0) | trackbacks(0) | -
      リンボクを確認
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         県立博物館で、「野生のサクラ」を見てきた。
         実物の押し花から、県内での分布状況なども展示されていた。
         ミヤマザクラ、チョウジザクラ、カスミザクラ、ウワミスザクラ、イヌザクラ、ヤマザクラ …。

         野や山で観ているから、ガラス越しでは、その魅力は半減していた。

         
         ただ、リンボクだけは、今度は見逃さないようにしようと思った。県内では、益子町(町の天然記念物に指定。)と茂木町で見られると紹介されている。この種の分布のほぼ北限なのだろう。アラカシやスダジイなど暖かな地域に生育する背の高い樹木の中で生きている。

         昨秋益子町西明寺で、落花したものを見た。満開の時期を外していたのだった。

            

         常緑のサクラは、これだけだろう。
         花期は9月から10月だ。
         


         
        Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 08:43 | comments(0) | trackbacks(0) | -
        桑の実を食べる
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           桑の実が熟した頃かと、回り道をしてみた。
           あった。あった。熟していた。早いものは、下に落ちていた。

                黒紫が完熟 


                              花


            童謡「赤とんぼ」に出てくるが、実際にはそれより少し早く、黒紫色に熟すようだ。
            木は相変わらず役に立たないので藪から体を乗り出すようにしていたり、荒れた耕地の隅に剪定を繰り返されて生き残ったりしている。そして私たちに、季節を思い起こさせたり、昔の子どもの頃を思い出させたりしている。

           さっそくとって食べてみた。完熟ながら甘さ控えめ。
           手も、下も、紫色になる。

           両手で持てるだけを持ち帰る。どう食べるか。最も簡単に、速く始末するにはジュースだろうと思った。
           何と、白ワインに、その半分を入れて、ミキサーにかけた。

           
                 

           思っていたよりも、紫の色が出ない。甘くないころが、桑の実。
           ワインの味が残っているものの、まさしく桑の実酒だ。うまい。

           後でちょっと調べたら、野菜に近い成分だというのには驚いた。
              人間の健康に有益なミネラル成分が多いこと。
              亜鉛を含んでいること。
              赤色アントシアニンを含んでいること。
           
           やはり美味しく食べるには、少し砂糖を加えて、ジャムにするのが一番いいか。
           適量の砂糖と水(実の4倍の量)にいれて、冷蔵庫で溶けだすのを待って飲むというレシピも見つけた。
           残りは、ホワイトリカーに沈めて、紫が広がるのを待とう。



           
          Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 12:03 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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