さくらは、西行の桜か、石部の桜か、ある山桜か・・・。古に倣して桜を眺め 

    自らの過去・現在・未来の生への執着・悔恨・不情理・謝罪・希望・理想を記して      

    この生の証しとする。
銀杏落ち葉過ぎ
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     銀杏の大きな木が黄色くなってから眺めていた。

     いつも通っている道路から車を降りて歩いて行かなければならないので、近くに行く機会がなかった。

     

     普段通っている道路から黄色い絨毯が、まだ見えるので行って見た。

     黄色は既にくすんでいるのが分かるが ・・・。

     

     

          

     

     

     樹が大きいだけに黄色のラッパ状、T字の形の葉が、辺り一面を散り敷き詰めていた。

     既に雨にも雪にも当たって、黄金色から少々輝きを失ってしまっていた。

     

     どこか嬉しくなって、小さな子どものように、その上を歩き回った。

     靴底が地面に届かないほどに積もっている。

     足が積もった葉の弾力に負けているのだ。

     

     

          

     

     

     墓地にある。ここでは桜だけでなく、銀杏も大樹になっている。

     隣の収穫を終えた蕎麦畑との境界が分からないほどに、西日を受けたいちょうの海が広がっている。

     

     

     

     

    Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 23:31 | comments(0) | trackbacks(0) | -
    走れど届かぬ大田原
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       大田原に挑んだ。2010、11年、そして今年16年 ・・・。

       サブ4からすでに5年、練習をしながら臨んだが、その間のブランクを思い知らされた。

       

       エントリーに外れてきたこともあったが。

         今年も、 栃木 1087 人/3781 人(28.7%)  

                    1位東京 1185 人/3781 人(31.3%) 関東1都7県で91%

       

       こぼれる会話は、東京マラソン、横浜マラソン などばかり ・・・。

       

       

             S前美原運動公園

       

       

       ど素人と素人を分けると言われているサブ4を目標としてきた。大田原は大会自体が「時間制限4H」なので、その達成に「自己への挑戦状」(大会のテーマの一つ)は、やるべき事を明確にしてくれる。

       

       

        風が強くなってきた。7,8mが予想された。5℃。

        参加資格に「読時間以内で完走できる・・・」とあるの

       を思い出し,この風に向かって24~35kmの緩やかな

       上りを走らなければならないと最初に頭に浮かんだ。

       備えて、早めの朝食、1時間前に餅。(*秘策1)

       

       第2関門(23.7km)までのわずかな下りでは、少し追い風になってくれるはずだと期待しながらスタートした。

       持ちタイムのよくない私は、スタート地点のやや後方の人混みからだ。いつもに増してゆっくり出ようなどという余裕はなかった。

       

       陸上競技場から鍛冶屋通りを走っているうち、調子は悪くなさそうだと思えて、やっぱり自分の中では、後半に向けて貯金を作った方がいいかと思いながらライスラインに出て、6kmを通過した。

       まわる風を避けながら最短のコース取り(*秘策2)で走った。

                                                       

       ゼッケンが風を受けて音を立てていた。                              

       こうして中間点で、1時間52分14秒を自分の

      時計で確認。自分のペースにしては少し速かっ

      たが、まだ辛くはなかった。(5分19秒/km)

       給水は5kmごと必ず、水を少々。(*秘策3)

       

           第2関門を7分以上前に通過。

           問題は、そのからの10km。

           北上し、風をまともに受ける。

       

               やや上りに、身体が前に進まない。

               がんばりどころで、力が入らない。

               膝に違和感。足の平が痛い。臀筋も。

               気分転換に、チョコレートを食べる。
              *秘策4のバンデ・・を塗る。広がらない。

              *秘策5腕を振る、が振れない。

       

       ズルズル後退する感じで走った。風を受けないように、人の後方に入ろうするがついて行けない。

       下半身の痛みはいつもと違っていたが、残り15kmは持ちそうになかった。(5分55秒/km)

       

       28,9kmあたりは「歩き」寸前で、第3関門で「打ち切り」にあうだろうと思いながら走った。

       いや体裁よく、そこまで走って棄権してしまおうと決めた。

       

       30kmを過ぎると、止まって膝に手をおく人、屈伸などする人 ・・・。

       もう少しで終わると思って力を振り絞り、それらの人の間を走り抜けた。

       ペースは、6分20秒/kmまで落ちていたのが、6分/km程度に戻っていた。

       

       

        第3関門(33.4km)を通過してしまった。

        ここで止めるはずだったのに ・・・。

        ポイントが分からず、誰も止めないから。

        少し手前で、「3分前」と聞いた気がしていた。

        4時間は無理だが、第4関門まで走らなければ

       ならない。

       

       諦めたら、国福大手前の上りの楽なこと、格好が悪いから出来るだけはやく、止めなければならないところまで行きたいという一心だ。7分/km

       脇を走る人と、無念さを共有して声を掛け合う。

       

       

       倒れ込むように入った第4関門で、打ち切りにあう。                          

       3時間44分25秒。あと3.595km。

       

       やっぱり、練習以上の走りは出来ない。

         冷たい北風を差し引いても、

           4時間は切れなかったか ・・・。

       もう一度走らせてくれれば、達成できるような気がしてきた。

       

       

       

      Posted by : 桜の好きなKOMUT | らんにんぐ | 20:03 | comments(0) | trackbacks(0) | -
      子福桜を観る
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         空気が冷えてくると、陽だまりに足が向く。

         そうして人が集まるが、季節に背いて咲く花がある。

         

         

           

         

         

                

         

         

         標識に「子福桜」とある。

         時期的にみると、冬桜への間だから 十月桜の一種なのだろうか。

         

         十月桜は赤みを増していたが、枝に点々と見えた。

         こちら子福桜は八重なので、やや遠くからでも咲いているのが分かる。

         

         

         
             

         

         

         この頃の桜は、あまり観賞されて来なかったのだろうか。

         この子福桜の顔は、まさに平安時代の美人のそれであろうが、秋冬の桜を詠んだ歌が見当たらない。

         

         

         

         春秋を競いつつ、

           葉や山茶花に

             席を譲ってきたのか。

         

         

         

         

         

         

        Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0) | -
        月をめでる刻
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           3日も前のスーパームーンにこだわっている。

           見られなかったからなおさらなのか。

           68年ぶりと言われていたから多くの人が注目していただろう。

           

           関東はじめ太平洋側では、予報通りに曇ってしまって観られなかった。

           見られたのは、北日本の日本海側だけだったようだ。

           

           多少大きく見えても、普通の満月と並べて見るわけではないから、そう言われなければ分からなかっただろう程度と考えれば、残念でもないだろう。

           「スーパー …」とは、そして「十六夜でも …」とは、いかにも現代的だ。

           

           

           それで、私も見た。「スーパー十六夜」

           

           

                 

           

           

           ふつう、月見と言えば「十五夜」や「十三夜」として、山の端から顔を出すところかめでられてきた。

           いにしえの人々も、それらのように形に、あるいは満ちていることを見てきたようだ。

           

           私はあまのじゃく風に、西に傾いて山に隠れる少し前の顔を眺めた。

           確かに、白くなった十六夜月だ。

           

           

           百人一首(二十三番)に、大江千里の和歌がある。

           

             月見れば 千々に者こそ かなしけれ

                 わが身ひとつの秋にはあらねど

           

             ( 月を見ると、あれこれきりもなく物事が悲しく思われる。

                     私一人だけに訪れた秋ではないのだけれど。)

           

           

           一夜のうちで、いつ、どの時間帯に眺めるのがいいのか、そんなことに応える文言は見当たらない。

           もう少し探してみよう。

           ないのなら自らの声に力を込めよう。

           

           

           

          Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 14:52 | comments(0) | trackbacks(0) | -
          円を「いびつ」にするもの
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             景気の現状についての全国面接世論調査結果が、「悪くなった 58 %」という見出しで発表されている。('16 11.5,6 日本世論調査会実施 11.12時事通信社発表)

             

             

                   

             

             

             昨年6月の調査から「悪くなっている」との回答が15ポイント以上増加し、景況感が悪化していることが明らかになったとしている。

             理由に、消費不振や賃上げの鈍化を挙げているようだ。

             

               「失業者が減るなどの雇用が改善している。」として「よくなって

              る。」とするのは、若年層に多かったという。

             

               「収入が増えていない。」「消費が伸び悩んでいる。」と悪化の理

              由を中高年層が言っていると。

             

               どちらも、「中小企業に賃上げが及ぶ可能性は低い。」としてアベ

              ノミクスには期待しないという30 % 。

             

             

             この結果を改善に向かわせる手はあるのか、考えられているのか。

             

             

               原発の再稼働に賛成は 35 %、反対は 58 % 。

               TPPの承認案・関連法案の成立に、賛成 51 %、反対は 34 % 。

             

             

             

            Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 22:27 | - | - | -
            「君の名は」今昔
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               「君の名は。」の人気が高く続いているという。

               

               

                   

               

               

               私はまだ観ていない。

               「大ヒット」の評判から作品については、ニュースやWikipediaなどで

               概要・ストーリー・ 登場人物・スタッフ・制作・音楽を確認しているだけ。

               

               

               これまで、私には、こんなに明るい「君の名は」は、なかった。

               

                「忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ。」

               

                 という来宮良子のナレーション。(ラジオドラマの番組の冒頭)

               

                主題歌、「君の名はと 尋ねし人とあり その人の 名も知らず・・・」の

               

                 織井茂子のきれいな歌声。

               

               

                 すれ違いと逢瀬が 

               

               

               ラジオドラマ、初めての映画が、1953、54年に始まったというので、生まれる前だから詳しくは知らない。

               60年代にTVドラマ化されている。それでも、まだ注目していなかった。

               

               TV小説として連続ドラマとして放送されたのは、90年代らしい。もう30代になっている年齢だか、見た記憶がない。身に迫るものを感じていなかったのか。

                                     。の音楽CD

               最近、DVDで観た。こちらの方がいい ・・・。

               過ぎた時は帰らない。昭和は、戻せないほど遠のいた。

               

               

               

              Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 23:38 | comments(0) | trackbacks(0) | -
              深まる秋
              0

                 

                 ちょうど目の辺りに、錦繍が広がる。

                 秋の日差しを受けて、まさに燃えるようだ。

                 

                 

                      

                 

                 

                 

                 

                 その賑やかさの陰で、ひっそりと咲くものもいる。

                 山茶花だ。

                 

                 

                    原種か 質素

                 

                 

                 「 いま ― うつつ 」で喩えれば、きみの唇のようだ。

                 やがて花びらを、ひとひらひとひら落としていくのがいい。

                 

                 

                                                       足下には、りんどう。

                 

                         紫が 鮮やか

                 

                 手許に、テーブルに置いたのは、茶の花。

                 

                   

                 

                 

                 匂うがごとく ・・・。

                 

                 秋が深まっている。

                 

                 

                           

                Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 23:08 | comments(0) | trackbacks(0) | -
                秋の夕暮れ
                0

                   

                   外で身体を動かして帰宅した。

                   まだまだ陽が高い。

                   

                   大きな事は明日に任せることにして、片付けを遅らせている身の回りの細々としたことを済ませる。

                   

                   やっと日が傾き、西の端に隠れた。

                   

                        秋は夕暮れ 夕日のさして山の端いと近うなりたるに、・・・ 

                   

                   

                        

                   

                   

                   暗くなったということは、酒を飲んでも責められないだろうということだ。ただそれだけのことで、この瞬間を待っていた。

                   人には笑い話だろう。

                   

                    

                     注目の大吟醸と茶の花

                   

                   

                       京都府産の酒造好適米「京の輝き」を100%使用。

                       洗練された吟醸香と淡麗なワインを思わせる香り。

                       和食は勿論、洋食との 組合せも相性抜群。(月・・)

                   

                   

                   酒には、旬でもない魚や細い魚が好きだ。

                   鰯なら、年がら年中あって手軽だ、いや旨い。

                   

                   

                       

                   

                   

                   限りなく幸福感が広がる ・・・。

                   ただ、それだけのこと。秋の夕暮れ、少し過ぎ。

                   

                   

                   

                   

                  Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 19:12 | comments(0) | trackbacks(0) | -
                  十月桜満開
                  0

                     

                     今年は暖かいから、寒さが来ないうちに満開になった。

                     ここに来て、夜にちょっと雨が降り、朝の気温が下がるのを防ぐのもよい。

                         

                     

                         

                     

                             

                     

                     

                     木いっぱい、枝一杯に花を付けるわけではない。

                     花は挙っている。花(びら)も、蕾も、桜色が濃い。

                     

                     

                           

                     

                               

                     

                     

                     秋の桜は、可憐でいい。

                                

                     隣の皇帝ダリアはまだまだ咲かない  

                     

                     

                     

                    Posted by : 桜の好きなKOMUT | さくら | 22:44 | comments(0) | trackbacks(0) | -
                    高校像の行方
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                       ここにきて、季節が冬に急ぎ足で向かっているようだ。

                       高校生のスポーツも、駅伝やサッカー・ラグビーなどの競技が華やかな時季となっている。

                       

                       全国高校駅伝(正月の都大路)の県予選が3日に行われる。

                       

                       佐野市運動公園陸上競技場周回コース

                        男子 7区間42.195km 12:00

                            女子 5区間21.0975km 10:00 

                       

                        男子21校 女子12校

                       

                        優勝校のみ都大路へ

                        6位まで関東(11/19)大会へ  
                       

                       

                       烏高でも茂高でも、グラウンドでも教室でも選手を見ているだけに、あらん限りの力を振り絞ってた関東・全国への切符を勝ち取って欲しい。

                       野球部の外野にいて彼らの走るのを見てきた。

                       教室でつかまえては、走り方や練習方法について聞いてきた。                                   

                       

                       どちらも、いずれも少ない部員という条件の中で、懸命にやっている。

                        (私の野球部にあっては、存亡の危機だ。)

                       

                       

                       この日はからずも、「県立高校への進学希望者数第1回」が発表された。

                       

                          soon

                       

                       学級減、統合を経た両校への進学希望者は多くはない。

                       今年並みの試験が行われ入学者があるとして、野球にしろ陸上競技にしろ、それらに取り組む生徒が確保されるだろうか。

                       生徒数の減少もある。私立高校への進学希望者もある。

                       

                       

                                                     

                       ある日、こんなグラフを見つけた。

                                     soon

                       県教委が行っている「県立高校再編

                      <二次>」(17年決定)に県民から寄せら

                      れた意見をまとめた結果だ。 

                       

                                                                       

                       「男女共学」をテーマにした内容が全体の4割弱を占め、最も多かった。 全日制高校の規模と配置の適正化には、17人が意見を寄せている。

                       

                       この時期どちらにおいても、すぐ側で進学・就職に向けて親身になって指導を教職員の姿を見ている。

                       「易きに付く」という世間の流れに乗って、生徒の頑張りが足りないように思えてならない。それは、自分を大切にしていないことだ。

                       

                       

                       

                      Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 22:48 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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