大田原に挑んだ。2010、11年、そして今年16年 ・・・。
サブ4からすでに5年、練習をしながら臨んだが、その間のブランクを思い知らされた。
エントリーに外れてきたこともあったが。
今年も、 栃木 1087 人/3781 人(28.7%)
1位東京 1185 人/3781 人(31.3%) 関東1都7県で91%
こぼれる会話は、東京マラソン、横浜マラソン などばかり ・・・。
S前美原運動公園
ど素人と素人を分けると言われているサブ4を目標としてきた。大田原は大会自体が「時間制限4H」なので、その達成に「自己への挑戦状」(大会のテーマの一つ)は、やるべき事を明確にしてくれる。
風が強くなってきた。7,8mが予想された。5℃。
参加資格に「読時間以内で完走できる・・・」とあるの
を思い出し,この風に向かって24~35kmの緩やかな
上りを走らなければならないと最初に頭に浮かんだ。
備えて、早めの朝食、1時間前に餅。(*秘策1)
第2関門(23.7km)までのわずかな下りでは、少し追い風になってくれるはずだと期待しながらスタートした。
持ちタイムのよくない私は、スタート地点のやや後方の人混みからだ。いつもに増してゆっくり出ようなどという余裕はなかった。
陸上競技場から鍛冶屋通りを走っているうち、調子は悪くなさそうだと思えて、やっぱり自分の中では、後半に向けて貯金を作った方がいいかと思いながらライスラインに出て、6kmを通過した。
まわる風を避けながら最短のコース取り(*秘策2)で走った。
ゼッケンが風を受けて音を立てていた。
こうして中間点で、1時間52分14秒を自分の
時計で確認。自分のペースにしては少し速かっ
たが、まだ辛くはなかった。(5分19秒/km)
給水は5kmごと必ず、水を少々。(*秘策3)
第2関門を7分以上前に通過。
問題は、そのからの10km。
北上し、風をまともに受ける。
やや上りに、身体が前に進まない。
がんばりどころで、力が入らない。
膝に違和感。足の平が痛い。臀筋も。
気分転換に、チョコレートを食べる。
*秘策4のバンデ・・を塗る。広がらない。
*秘策5腕を振る、が振れない。
ズルズル後退する感じで走った。風を受けないように、人の後方に入ろうするがついて行けない。
下半身の痛みはいつもと違っていたが、残り15kmは持ちそうになかった。(5分55秒/km)
28,9kmあたりは「歩き」寸前で、第3関門で「打ち切り」にあうだろうと思いながら走った。
いや体裁よく、そこまで走って棄権してしまおうと決めた。
30kmを過ぎると、止まって膝に手をおく人、屈伸などする人 ・・・。
もう少しで終わると思って力を振り絞り、それらの人の間を走り抜けた。
ペースは、6分20秒/kmまで落ちていたのが、6分/km程度に戻っていた。
第3関門(33.4km)を通過してしまった。
ここで止めるはずだったのに ・・・。
ポイントが分からず、誰も止めないから。
少し手前で、「3分前」と聞いた気がしていた。
4時間は無理だが、第4関門まで走らなければ
ならない。
諦めたら、国福大手前の上りの楽なこと、格好が悪いから出来るだけはやく、止めなければならないところまで行きたいという一心だ。7分/km
脇を走る人と、無念さを共有して声を掛け合う。
倒れ込むように入った第4関門で、打ち切りにあう。
3時間44分25秒。あと3.595km。
やっぱり、練習以上の走りは出来ない。
冷たい北風を差し引いても、
4時間は切れなかったか ・・・。
もう一度走らせてくれれば、達成できるような気がしてきた。