20日午前、山本幸三地方創生担当相が、「加計学園ありき」の日本獣医師会幹部との面会記録があったとする報道を否定した。
学校法人「加計学園」による獣医学部新設計画をめぐり、山本創生
相が事業者決定の約2カ月前の平成28年11月、「四国で新設するこ
とになった。」と伝えたとする面会記録だ。
この面会記録は19日に「週刊文春」(文春オンライン)が、20日には
朝日新聞(デジタル版5:00)なども報じ、
「加計ありき」の決定を否定してきた
山本氏の国会答弁との矛盾を指摘していた。
山本氏の、その報道(産経など)否定は、
「加計学園と特定して言ったことはない。」
「四国に決まったという発言は全くしていない。」と述べた。
また、「医師会側の思い込みと私の発言を混同したもので、
正確ではない。」と強調。事業者が加計学園だと特定したと
される点にも「その点は十分注意していて、用意した文書でも
「事業実施主体」という言い方で徹底している。先方がそう
いう風に思い込んだということでしょう。」と説明した。
獣医師会はかねてより、獣医学部新設に強く反対していた。
私たちは、どちらを信ずるべきなのか。口先の答弁、文字による記録。
口からでた言葉よりも、記録として残る文書の方が重いのではないか。
記憶にございません
さらに、菅官房長官が21日の記者会見での、この件での内容は。
山本大臣は「会議の記録として双方が覚書として残した文書ならとも
かく、主観や思い込みなどが含まれかねない文書が唯一の記録なので、
事実だと決めつけるのは一方的ではないか」と発言している、と述べ、
主観や思い込みが含まれる可能性があると事実と決め付けるのは問題が
あると指摘。週刊文春の記事を否定すると同時に、記録も怪しいと。
この時の政府側の出席者として山本氏と事務の秘書官。獣医師会側は蔵内勇夫会長、政治団体・日本獣医師連盟の北村直人委員長ら幹部4人。
このうちの一人が、メモを基に「会議記録」(下書きを幹部が閲覧し、PCで清書した。)として残したという。蔵内会長は「大学を作ることに賛成できない。」などと発言したとある。
政権中枢の人物が「記憶」をもとに、対立する側の「記録」を否定する構図が、文部科学省の加計文書に続いて起きている。
何人もの確認を経て(先の報道)、文字としての残った記録が「怪しい」という認識には、政治家の不誠実な常識を疑わない。
私のような一般人は、メモ、記録によって突発性の認知症に対処する。