さくらは、西行の桜か、石部の桜か、ある山桜か・・・。古に倣して桜を眺め 

    自らの過去・現在・未来の生への執着・悔恨・不情理・謝罪・希望・理想を記して      

    この生の証しとする。
餅をのした手
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     顔を洗う手が優しいような気がする。

     変わらぬ自分の手のはず。

     PCのキーボードをたたく指のタッチがソフトだ。

     

     スマホでメールを打つのも、少し速いか。

     

     

     昨日、餅をのしたからだろうか。

     

     

         

     

     

     普通は手のひらでやるが、昨日は搗く時間をちょっと延ばした分、餅が冷めて固くなったから、端の方を伸ばすのに指先に力を入れたせいかもしれない、などと思う。

     気のせいではあろう。

     

     温かい餅の感触はよかった。

     

     

     餅つきは、臼と杵でやらなくなっている。あの音が懐かしい。

     のすのにも、ビニール袋とめん棒などを使う人もある。

     

     

                

     

     

     前日に洗って浸すことから、搗いてのし餅にして、後片付けまでに随分水を使ったはずだが、手が柔らかくなっている。

     指先のがさがさも減っている。とれた指先の皮が、餅に移ったのかなあ。

     

     餅搗機などの便利な道具も、手間を省く物もなかった昔の人たちは大変だったろうが、案外身体にとってはいい作業だったのかもしれないなどと言ったら、叱られるだろうか。

     

     

     私には時間があったが、正月の餅を買ってもいいような気になっていた。

     「今年も30日にやる。」という弟のかけ声に助けられた。

     

     

     

     

    Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 18:19 | comments(0) | trackbacks(0) | -
    温泉の効能享受
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       いよいよ寒くなると、温泉はありがたい。

       ジリ貧のゴルフ場が、かつて掘った温泉をサービスの目玉にしている。

       

       私の行く那須野ケ原CCは、付帯の那須野ケ原ベルビューホテルでの「天然温泉掛け流し」入浴が付いてくる。コースで身体を動かすのと同じくらいに、温泉に入るのは「身体にいい」。

       

       

            露天風呂でのんびり

       

       

       時間がある限り1時間ぐらい、ゆっくりと温泉を楽しむことにしている。

       

       はねた湯が、口に「塩っぱかった」。

       泉質に「塩分」を感じていたが、効能はどうか。

       

         ナトリウム塩化物温泉  無色澄明 無臭 塩味(ph8.0)  57℃

         一般適応症 神経痛,筋肉痛,関節痛,五十肩,運動麻痺,関節のこわばり等

       

       

        温泉についての関心は、「温泉入浴が血管を若返らせる」という

        ところにもある。

       

       

         ― TV からの最新情報(日本温泉気候物理医学学会調査結果)だと ―

       

         熱海温泉で最も多い泉質は「塩化物泉」であり、塩化物泉に入浴す

        ると、塩分が皮膚表面で結晶化して「錯塩」という膜を作るため、

        保温効果が長続きする。

       

         保温効果で身体が温まると、血管が広がり  

        血液が一時的に下がる。

         身体が温まっている時間が長いとそれだけ

        血圧が低い状態が続くから高血圧による血管

        老化の進行を緩和できる。

                       家庭で塩化物泉

       

       

        「酸性泉」でも同様の効能が期待できるが、ここは「塩」に任せる。

         保温効果が血管を開き、血液の流れをよくする。さらに、溶けている

        亜鉛や銅・クロムなどが、インスリンの作用を高めて血糖値を下げると

        いう(血液のドロドロ解消)。

       

        

       

       健康管理の面から考えても、ここでゴルフをすることはとてもいいことだと言えそうだ。

       出来具合やスコアに拘らずに続けられれば、最もいいことだ。

       

       

       

       

      Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 18:47 | comments(0) | trackbacks(0) | -
      現実主義化なのか
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         2,3日前、ニュース番組だったかで、「若者の保守化」という見出しを見たような気がしていた。

         頭の隅に残っていて、ネットで検索してみた。

         驚きの反応、ツイートの山。自らを「炎上」させる若者の逆襲。

         

         

              ネット上のサイト

         

         

         火 NHKが「悪意ある編集」で自民党支持の若者の間違いを指摘
          1 現実的な判断をする若者たちが、自民党を支持したこと。
          2 恩恵を受けているとして自民党支持したと若者
          3 大学教授は、自民党を支持する若者に疑問を投げかける。

          4 NPO代表の「若者は何も考えておらず短絡的」という意見。

         

         

         

           

           10月の衆院選での、

            18,19歳の46.1%が

             自民党に投票した

              という出口調査結果。

                   (時事通信)

         

         

         

         その理由の若者の言葉は、こうだ。(番組の資料)

           ・ ほかに任せられる政党がない。             

           ・ 北朝鮮問題とか自分たちのお金・安全を守れる

            ところはどこかを考えたとき自民党を選んだ。

           ・ 就職率も上がっている。政治が安定している

            からこそ、経済も安定できる。

         

         

          大学教授は言う。

             別に「政治に批判的であれ」とは言わないが、

            現状が本当にこれでいいのか、と。

             (この人の大学でもそうか。)

         

         

         

         なぜか、NPO の代表。               

           ・ 若者が何も考えず、現状維持で自民は短絡的

           ・ 大人も政治と向き合い若者と積極的に議論を

         

         

         

            

         アベノミクスによる経済政策や働き方改革、デフレ脱却などが、景気や雇用状況を改革しようとしているとして好感が持たれている。

         就職内定率の過去最高、日経平均株価の高値などに注目するのは、真実を見失っていることだ。ただの妄想に過ぎない。  

         


          「NHKは自身の公共放送という立ち位置を忘れて暴走しすぎではない

         だろうか。」というコメントが付いている。

          公共放送を名乗るからこその立場を駆使している。

          萩生田光一氏まで引っ張り出し、NHKが不適切な放送をしている指摘

         して、「若者の自民党選択」が自民党の魅力によるものだということを

         「強調」している。

         

         

         若者にイデオロギーなんてない。だから超現実主義なのだ。

         保守化などではなく、現実主義化なのだろう。

         

         

         

         

        Posted by : 桜の好きなKOMUT | ひとりごと | 23:21 | comments(0) | trackbacks(0) | -
        冬至の日のゴルフ
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           冬のゴルフは嫌いだ。

           寒くて、身体の捻転が思うように行かない。

           当然ボールは、意に反した飛び方をする。

           

           雪が降らないといっても、月曜日から最低が連続の−5℃。

           10時近くなっても、コースは霜で白い。

           

           

               

           

           

           暇だから、プレーフィーも安いからやっているようなものだ。

           来たるべきシーズンに向けては、別なことで身体を動かしていた方がいいかもしれない。

           ゴルフ場が、つぶれませんように ・・・。

           

           

           このゴルフ場、人手不足か、グリーンにシートをかけない。

           2ndショットがグリーで跳ねて、はるかにオーバーしてしまう。

           

           これが嫌で、この時期のゴルフは楽しくない。

           緑のグリーンに向かって「自分のイメージ」で打てないトラウマが形成される。そして、これがなかなか解消できなくなる。

           パターだってそうだ。短いパーパットに緊張がなく、外してしまう。

           

           

            今日は冬至だが、昼には10℃超。

            昼食の漬け物に、人参の甘酢(ゆず)

           漬けがあった。感激してゆっくり2倍

           食べた。今日に限って、焼酎のお湯割

           りを注文しなかったが、何となく得し

           た気分になった。

           

           

           重い、飛ばない、セッティングでのゴルフは辛い。

           当然マイナスになって、スコアをつくらせない。まあ、いい。

           

           

           このゴルフ場のいいところは、付帯のホテルで天然温泉に入れることだ。

           ゴルファー向けがメインではないから、今日は「ゆず」が浮いていた。

           

           

                

           

           

           冬至を味わった。幸運だった。

           筋肉痛や悪いショットを忘れている。

           

           

           1分だけ遅くなった日没の時刻に、ゆっくりと暮れた。

           

           

               

           

           

           

           

          Posted by : 桜の好きなKOMUT | ごるふ | 22:44 | comments(0) | trackbacks(0) | -
          悔し はが路
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             7月から毎月サブ4に挑戦してきて、(今季)ラストチャンスだった「はが路ふれあいマラソン」を走った。

             6分30秒もオーバーしてのゴールだった。

             少しばかりは練習の貯金も出来ただろうし、5回いずれも日本陸連公認コースだが、ワンウェイで高低差が最も小さい80mだったからだ。

             

              4時間6分30秒とは、1kmを5分50秒で走った。

                             5分41秒以下でなければならない。

             

              中間点21.0975kmを、1時間55分35秒(5分28秒/km)で走っているから、敗因は明らかだ。

              繰り返している。

             

             

                 

             

             

             参加者が2,500人までなので、走りやすい大会だ。

             気温が5℃ぐらい、2,3mの北風は辛かった。

             

                 0〜10km    53分33秒(5分21秒/km)   

               10〜20km    55分20秒(5分32秒/km) 

               20〜30km    58分14秒(5分49秒/km)

               30〜40km    64分11秒(6分25秒/km)

                     40〜42.195km     15分12秒(6分55秒/km)

             

                やはり、30km過ぎのペースが落ち過ぎだ。

                平坦なコースのはずだが、苦しくて止めたかった。

                自らを甘やかすと、年齢にしたら関節・筋肉は限度まで疲れているか。

             

             

             5分/km台で走れる距離が伸びているようにも思える。その大会・コースによって違うだろうが、はが路で前回の記録を1分51秒 縮めたというのには満足すべきだろうか。

             給水はゼネラルだけで、走っている間は特別なサプリメントを摂らなかった。時間を少し縮めただけ、消費Cを200kcalほど減らすことも出来た。

             

             

               2010年(2回)に始めて、今回が19回目だった。

                 11(5回)14(1)15(1)16(4)17(6)

               サブ4 は、11年の6回目の大田原だけだ。

               20回目が、あるだろうか。もうエントリーは

              していない。褒美におきなわを走りたかった・・

             

             

              ただ、このままでは止められない。

             

             

             

             

            Posted by : 桜の好きなKOMUT | らんにんぐ | 22:58 | comments(0) | trackbacks(0) | -
            寒さに耐えて
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               冬至を目前にして、マイナスの最低気温に、一桁の最高気温の日が続く。

               立春までが、一年中で最も寒い季節だ。

               

               冬眠する動物もいるが、私には来たるべき春に向かってエネルギーを蓄える時季と考えている。

               

                   

               カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』の                      

              「壁」(ノーベル賞授賞記念講演より)、『忘れら   

              れた巨人』の「記憶」が気になる。

               

               安部公房前後の戦後派から第三の新人までの作

              家と比べられそうだ。

               常に変わる筒井康隆は面白いは余談。

               

               

               

               外では、ゴルフで意識を変えて始めたが、出ばなをくじかれた。

               昼12時の気温が7℃、北の風7m。

               

               シーズンが終わろうとするとスウィングがよくなってきて、やっぱり鍵はパッティングにあると思い返した。

               「音」、パターがボールを打つときの音に、音楽があるという ・・・。

               

               

                   

               

               

                   芯でとらえたよい音は、すんだ音がする。

                   美しい音色から最高のタッチが生まれる。

                   それは意志が伝わった答えだ。

                    (「ゴルフの女神」から)

               

               冬いうちに、心地よい音が聞こえるようになるだろうか。

               

               

                                    

               そうは言っても、寒い。

               風邪などひかないようにね。            

               

               

               

               

               

               

               

              Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 22:50 | comments(0) | trackbacks(0) | -
              無償化は安いか
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                  政府が、教育無償化などを盛り込んだ2兆円規模の経済政策パッケージの閣議決定を発表した。

                 

                 【幼児教育の無償化】19年4月から一部、20年4月から全面実施

                  ○0〜2歳児は住民税非課税世帯を無償化

                  ○3〜5歳児の幼稚園 保育所 認定こども園費用を全無償化

                   【私立高校の無償化】20年度までに年収590万円未満で実質無償化

                   【大学の無償化】低所得世帯に限定し20年4月から実施
                  ○住民税非課税世帯の学生は国立大授業料を免除○私立大は一定額を

                      加算した額まで免除○短大 高専、専門学校も対象入学金も免除

                      ○低所得世帯学生の支援を段階的に実施その他詳細略

                 

                 

                                             

                 

                 教育の無償化は、政治的な色合いから出てきたのは勿論のこと。

                 現政権が残された支持層を離さないで、目前の選挙(まずは17年10月衆院選)に勝つための窮策だったろう。

                 

                 確かに、今回決まった幼児教育の無償化は大事だろう。親の所得格差が教育の格差につながっていると言われている。社会全体で子どもを育てるという使命も分かる。政治が、それを示したというのか。

                 

                 

                     ― 只より高いものはない ― 

                   国民一人当たり900万円近い借金

                  (形式上だ ・・・)があるというのに、

                  財政再建の足かせになってしまうだ

                  ろうとしないのは、将来に対して無

                  責任だとしか言いようがない。

                 

                 

                 

                 「長い目で見たら、大学の無償化を、より重視すべきだ。」というのは、矛盾しているだろうか。

                 これから親になろうという世代に、より「学ぶ」機会を広げて様々な知識や知恵を獲得し、子どもに渡し引き継いで行くことに、

                その効果が高まると確信する。

                 

                 

                 政治には、期待は出来ない。だから信用することはない。 

                 教育の無償化は、刹那的だ。若い世代には、この政策をよく見極めてくれるよう期待する。

                 「只より高いものはない」とならないように。

                 

                 

                 

                 

                Posted by : 桜の好きなKOMUT | ひとりごと | 20:48 | comments(0) | trackbacks(0) | -
                シダーローズの季節
                0

                   

                   

                   今日のゴルフ場からの土産はこれだ。

                   

                   

                       シダーローズ

                   

                            
                            おまけ

                   

                   

                   

                   シダーローズ、ヒマラヤスギの実、杉スギぼっくりだ。

                   拳大の下半分が崩れてしまって、頭の方がバラのように開いて残った。

                   

                   2,3日前の風で落ちたのだろう、まとまっていた。

                   すでに樹にはない。雄花も落ちていた。一緒は珍しい。

                   

                              おまけはコンペの賞品。季節を思わせる。

                   

                   

                   コースでも、残っていた最後の秋を見ることが出来た。

                   

                   

                     

                   

                   

                              

                   

                   

                   メタセコイヤの紅葉と落葉だ。

                   天気がよかったら、もっと赤く見えるんだろうに ・・・。

                   

                              後輩の誘うコンペで、これらがごちそうだ。 

                   

                   

                   夜 WEB NEWS で、20歳男子のプロのスコア改ざんが発覚、10年間のツアー出場停止を処分見た。

                   日本のゴルフはスコア至上主義だから起きた、と評論家が言う。

                   

                      ゴルフはあるがままに、ルールにのっとり行われるという精神が

                     日本には定着していない。そもそも日本ではゴルフが金儲けの手段

                     として発展。接待に利用されルールはおざなり。バブル時代には、

                     ゴルフ会員権で金儲け。ゴルフ場はたくさんのビジター客を詰め込

                     んで、進行を早めるために勝手なローカルルールを作って、ルール

                     啓蒙を怠ってきた。

                      ツアーでは尾崎のライの改善が常習化を、日本GAも日本PGA

                     も見て見ぬふり。いいスコアを出せば何でも許されるとばかりに、

                     ルール無視で試合が行われていた。

                      ゴルフは一人一人が審判であり、正直にプレーすべきなのに、

                     ルールを知らないゴルファーが多すぎる。ゴルフとは似て非なるも

                     のが日本では行われている。そういった意味では日本人にゴルフは

                     向いていない。(要約 宮崎紘一氏)

                   

                   

                   頷ける記事だった。納得させられる見識だ。

                   草野球を止めた40歳になろうとした頃に始めて、20年を過ぎる。

                   アスリートを意識して取り組んできたが、ちょっと冷まされた。

                   

                   

                   

                   

                  Posted by : 桜の好きなKOMUT | ごるふ | 21:23 | comments(0) | trackbacks(0) | -
                  健康でパフォーマンスアップに
                  0

                     

                     もうシニアの年齢になっても、ああでもないこうでもない、これが良かった、これには参ったと言いながら身体を動かしてスポーツが出来ることに、いつも幸せを感じている。

                     10年前までは、健康に育ててくれた両親に黙って手を合わせていたが、いよいよ下降の流れは止められないようだ。

                     

                     

                          雨中の大田原マラソン

                     

                     

                     健康で、スポーツにおけるパフォーマンスを向上させるために、最も興味があるのは優れたアスリートの暮らし方だ。

                     テニスのジョコビッチのグルテンフリーの食事法が目に付いた。

                     

                     欧米の人たちの主食は小麦製品だろうから、グルテンフリーには頷ける。

                     私は米が中心だから、食後の急激な血糖値の上昇から来るリスクは少ないだろうが、その食事法は大いに参考になる。

                     

                     

                       朝の2つ。グラス1杯の常温の水を飲む。スプーン2杯の蜂蜜を摂る。

                     

                     

                        

                     

                     

                     これは、真似出来そうだ。

                     

                     そして、3食。

                      朝食 ・・・オートミールにドライフルーツやナッツを加えたもの

                      昼食 ・・・野菜入りグルテンフリーパスタ

                      夕食 ・・・肉か魚といったタンパク質時々グラス1杯赤ワイン

                     

                     

                         

                     

                     

                     「時々グラス1杯赤ワイン」は、ちょっと無理だ。

                     食べ方が、参考になる。

                     

                      テレビを観ない。 メールを見ない、送らない。長々と話をしない。

                     

                     「ゆっくりと意識的に食べること」であり、水は一日中温かいものという。

                     

                     

                     

                     

                    Posted by : 桜の好きなKOMUT | ひとりごと | 21:42 | comments(0) | trackbacks(0) | -
                    水中花冬
                    0

                       

                       水中花というだろうか。シャコバサボテン。 水中花は夏の季語。

                       

                       赤があまりにきれいだったものだから、盛りの花房を手許に置くことにした。その元だけを小さなグラスに入れていたのを、ちょっと大きめのものに移してみた。

                       

                       

                           

                       

                       

                       この時季の赤は、どのように見ても魅せられる。

                       


                        ホットコーヒー  マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』に、

                          紅茶に浸したマドレーヌの味によって、引き出された記憶の

                          奔流を水中花に喩える有名な文章がある。

                       

                           プルーストは友人レイナルド・アーンのいとこのマリ・

                          ノードリンガーから水中花をプレゼントされたことがあり、

                          これがその比喩の着想のきっかけとなった。

                       
                         # ちょうど日本人の玩具で、水を満たした瀬戸物の茶碗に

                          小さな紙きれを浸すと、それまで区別のつかなかったその

                          紙が、ちょっと水につけられただけでたちまち伸び広がり、

                          ねじれ、色がつき、それぞれ形が異なって、はっきり花や

                          家や人間だと分かるものになってゆくものがあるように、

                          今や家の庭にあるすべての花、スワン氏の庭園の花ヴィ

                          ヴォンヌ川の睡蓮、善良な村人たちとそのささやかな住居、

                          教会全コンブレーとその周辺、これらすべてががっしりと

                          形をなし、町も庭も、私の一杯のお茶から飛び出してきた

                          のだ。#

                       

                       

                       

                         杯中花は、どうだろう。

                       

                         グラスは、利き猪口に

                         水を日本酒に、替える。

                         山茶花の花びらを浮かべる。

                       

                         香りや味も、目鼻舌で味わう

                        ことになる。桜酒と同じか。

                       

                       

                       

                       

                       杯中花は、酒を旨くする。

                       山茶花酒を冬の季語に加えてもいいだろう。

                       

                       

                       

                       

                      Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 18:40 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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