さくらは、西行の桜か、石部の桜か、ある山桜か・・・。古に倣して桜を眺め 

    自らの過去・現在・未来の生への執着・悔恨・不情理・謝罪・希望・理想を記して      

    この生の証しとする。
あかあか―あたたかみ
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     日も暮れようとするのを見ると、いっそう感じる。

     歳の暮れならなおさらだ。

     

     芭蕉の句の「あかあか」と「ひ」が、「つれない」のは、こんな光景だと思ってきた。

     

     ちょっと的外れらしいのだが、私は秋から冬にかけて赤みがかったものや風景などに出会うと、芭蕉の「あかあかと 日はつれなくも 秋の風」という句を思い起こすことがあった。

     

     

         

     

     

       立秋も過ぎたというのに、夕日は相変わらず素知らぬふうに赤々と

      照りつけ、残暑は厳しいが、さすがに風だけは気配を感じさせる、と

      口語訳されている。

     

       『奥の細道』の「途中吟」(富山県小矢部市にある歌枕:卯の花山)と

      され、背後に『古今集』の藤原敏行の「秋来ぬと・・・」があり、芭蕉

      は陰暦七月中頃金沢あたりにいたらしいから、そうみなければなら

      ないだろう。Weblio古語辞典

     

     

     夕暮れに紛れて、たき火をしてみる。

     あかあかとかがやく炎は、つれない枯れ野に、明るく暖かな点をつくる。

     

     

         

     

     

     見る者の中に、癒やしの温かみを広げる。

     芭蕉の「あかあか」からくる、もう一つの「温かみ」を、こんなもの

    から感じるのは、年も押し詰まった暮れ方のせいだろうか。

     

     

     

     

    Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 21:45 | comments(0) | - | -
    教員採用試験競争率最低
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       文部科学省が、2019年度公立学校教員採用試験の実施状況を発表した。

       

         小学校の競争率は、2.8倍(前年度3.2倍)、

         中学校は 5.7倍(6.8倍)、

         高校は  6.9倍(7.7倍)だった。

       

         公立学校全体の競争率は4.2倍(同4.9倍)。

         競争率が最低だったのは、91年度の3.7倍。

       

         バブル期の91年度と並び過去最低となった。

       

       

            

       

       

        これは、第2次ベビーブームへの対応で大量採用された教職員が退職し

       たことによって、採用者数が同年度の約5倍に当たる1万7029人となった

       ことが最大の要因とされている。mainichi.com

       

       

       新潟県(1.2倍)や福岡県(1.3倍)など2倍を切る自治体も12県市に上り、倍率が下がったことで、教員の質の低下が懸念される。


       組織で人材の質を維持するのに必要とされる倍率は3倍とされ、「危険水域」を割ったとも報じられた。jiji.com

       

       

       

       ここから今後の教育界に不安を感じることは、倍率低下ではなく教職人気が下がっていることだ。

       

       収入の安定性などで希望者が増えていたが、働き方改革が叫ばれても一向に進まない状況から判断しているのではないか。

              

       

              

       

       

       次に、小学校での講師の量的・質的不足を招いている問題も見逃せない。

       

       産休・育休や病気などの休職者の代替要員としては通常、非正規雇用の講師が派遣されるが、従来その多くは採用試験の不合格者が担ってきた。待遇の不安定さなどが、教育界から離れてしまうのを促してしまっている。

       

       

       

       

       県内(栃)では、11月と12月に、わいせつ事案(懲戒免職1件・処分検討中1件)と不適切ないじめ対応(懲戒処分1件)が、全国的なニュースとしてことがあった。

       いづれも、「教員としての」資質を問われる話題を生んだことだろう。

       

       問題を起こした教員は、私の後輩だ。勉強しない子どもや、こういう教員をつくってしまったのは、私たちの世代の失策だったと思う。

       

       

              

       

       

       真に憂慮すべき問題は、ぜひ教員になってほしいという、いわゆる「優秀」な人材が応募してきていないのではないかということだ。

       

       それは、2005年以降、政府の規制緩和で小学校教員の養成を行える大学が急増したことが影響している。

       

       かつての受験者ほど学力が高くない学生でも、一定の単位を取れば免許を取得しやすくなっているのだ。

       卒業時に学力なり、教員としての資質が付いていれば問題はないのだが、新規参入した大学等のなかには、入試の偏差値(予備校作成)が低いところもある。

       

       

        これには、大学改革を前提として入試制度から変えていこうとする考

        えが関わっている。(政府は賢すぎる国民を創ろうとしてはいない。)

       

          その真ん中あたりに、AO式を含む推薦入学がある。私立大学のほと

        んどが採用し、国公立大学もその枠を広げている。

       

       

       大学入学者の約6割が、これで入学するのが現状だ。

       教科・科目数の多い大学入学共通テストは形ばかりで、各大学の個別選抜でも、より多面的な選抜方法を行うとしながら、面接を入れる程度で、学力をみるのは1教科のみですむ。

       

       偏差値が低い大学を受験するなら、「7当8落」で十分。

       4年後に、何倍もの資質教養と知識技能を蓄えるとは想像しがたい。

       

       

       ☺ 私の教職最後の、高校講師の5年間、こんな日が来ると思っていた。

         申し訳ないが、今の私は傍観者でしかない。

       

       

       

       

      Posted by : 桜の好きなKOMUT | ひとりごと | 21:37 | comments(0) | - | -
      迷ったら動く
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         楽しむはずの趣味やスポーツで、ストレスをつくってしまっては本末転倒もいいところだ。

         2日前、周囲には見えない地獄的な失意を味わった。

         たかが、ゴルフ…。失ったものなど、何もなかった。

         

         

         今日はこんないい天気になって、ボールがクラブに乗って飛び、芝の上を転がりカップにとび込んだ。

         

         

              

                            13:00 11℃ 南西2m/s 

           

         溜息よりも怒りさえこみ上げるミスショットが、今日は一つも出ない。

         あれは、何だったのかと …。

         

         暖かくさえ感じる空気、枯れた芝の上を歩いた。

         

         仲間の誘いに迷わず乗って、やって来てよかった。

         練習場並みの料金で出来るんだから。動くことだ。

         

         

         

         

        Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 21:28 | comments(0) | - | -
        今年最悪の日
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           今日のゴルフは最後の最後まで思い通りには行かず、嘆きを繰り返して終わった。

           

           1番ホールのドライバー、ゴロで200yds。ピンまで160ydsも残った。2nd shot を 7Iで大ダフリ。半分しか進んでいない。1ピン真下のパーパットだって入らず。

           

           次のホールからは、Iにもトップが出た。

           ダフリを避げばグリーンをオーバーする。行ったり来たりで、少しもカップに近寄らない。。

           

               

               ダフリ予防に先で打とうとしても ・・・

           

           (新)ペリアなのだからと自らに言っても、悪い流れにはまるばかり。

           

           友の会のコンペは、年間ポイント制で行われてきた。いくつかの特典を獲得できる上位の方にいるから、最終月の12月を無難に切り抜けようと、手先でゴルフをしようと、身体が勝手に動いている。

           

           こんなに楽しくないゴルフは、はやくホールアウトしたいと思って、歩いた。

           

           ダフリは、ボールの手前をたたいている。

           

               

               手が痛くなるほどとは ・・・ 酷い

           

           重心を落として、ゆっくり身体の回転で打とうなどと思っても、改善の兆しが見えないまま、残りホールが少なくなっていった。

           得意にしていたパターまで、言うことを聞かなくなっていた。同じ方向の遠くから打ったボールが曲がったのに、私のはカップの上を抜ける ・・・。

           

           後半はもう操作可能なクラブがなくなった。

           昼頃から北風が強くなった。寒くなるから身体の動きが悪くなる思っていたが、初めからだった。今月1日から昔のように、〇 000球も打った。練習で筋肉が固くなってしまっていたのだろう。

           

           数字は今年の最悪だった。

           皮肉にも、年間獲得ポイントの順位は守られた。

           

           

           

           

          Posted by : 桜の好きなKOMUT | ごるふ | 12:58 | comments(0) | trackbacks(0) | -
          日本社会党だった
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             立民の枝野代表と国民の玉木代表が合流に向け協議に入ることで合意した。両党には、合流への考え方や政策・理念などで大きな隔たりがあるとしている。

             マスコミの中に、社民党まで加えた合流について、「旧民主党より左傾化しかねない」と懸念するとした見解を示しているところがある。

             自民の横暴に歯止めをかける苦肉の策だ。いや、社民党の立場だ。議員数にこそ発言力を落としているが、腐っても鯛だ。

             

                      

             

             政党の根幹である政策、例えば、原発や消費税、安全保障、憲法では意見を異にする。党の性格も違う。国民民主党は保守的で提案型の健全野党を志向してきたが、立憲民主党や社民党は左派野党といえ、共産党との連携もいとわない。(共同会派をくみ、首相主催の「桜を見る会」の追求で一定のり成果を挙げた。)

             その方が、対自民の姿勢が期待できる。国民の支持も集まるに違いない。

             

             社民党は全国地方ブロック幹部会議を開き、立民の呼びかけについて協議した。19日そして、地方組織の維持や主要政策の一致を重視して党内論議を加速させることを確認している。来年2月の党大会で最終的意思決定。

             

             

                   

              

                 1996年1月村山内閣総辞職後日本社会党から

                改称し、社会党との断絶を強調していたが、現在

                は日本社会党との連続性を標榜していると認めら

                れている。

             

             私が少し政治に関心を持つようになった高校生の頃、成田―石橋体制で、地元の小選挙区でも2議席あった。土井さんの時は、60年代後半並みの140を回復し前進を示した。ロッキード事件やリクルート事件などを追求した楢崎弥之助は格好よかった。

             社民党という名さえ消えようとしているのに、日本社会党との連続性を標榜しているとしている姿を、どこかで見ることが出来るだろうか。

             

             

             

             

            Posted by : 桜の好きなKOMUT | ひとりごと | 22:47 | comments(0) | trackbacks(0) | -
            少女の叫びと大臣の発言
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               少女が、ドイツ鉄道の列車の中で、たくさんの荷物に囲まれて床に座る自身の写真をツイッターに投稿したものだという。

               環境保護活動の中心的人物となったグレタちゃんの満員列車移動写真がSNSで物議を醸したとか。3252ニュース

               

               

                    

               

               

               彼女は、COP25参加からスウェーデンに帰国する途中だった。

               

               今回彼女が何を言ったか、聞き流したかもしれない。

               「スウェーデンの環境活動家」という言葉が先行し、米誌タイムの「今年の人」にも選ばれたグレタさん(16)が、ドイツ鉄道の列車について「混雑し過ぎ」と形容したツイートをめぐり、ドイツ鉄道が皮肉で応酬する一幕があった、とも記事になっている。

               

               

               彼女は9月23日、ニューヨークで開催された「国連気候行動サミット」で、「『私たちを裏切った』、気候変動の危機を訴える少女国連で怒りの演説」で登場した。


               この時、小泉進次郎環境大臣は「セクシー発言」で、日本の立ち位置も明確に出来ずに終わった。

               

               

               そして、COP25。彼女は環境保護のために鉄道で行ったというのか。

               ニューヨークへは、船で行った。

               

                 11日のマドリードは、国際交渉の場。

                       初めて公式の演説に臨んだ小泉環境相。

               

               

                    

               

               

                 地球温暖化対策に対する日本の積極姿勢を打ち出すため、石炭火力

                発電の海外輸出制限を表明することを直前まで模索した。

                 しかし、官邸側との調整が難航、見送りを余儀なくされた。環境相

                就任から約3カ月。「将来の首相候補」とも目される小泉氏の真価が、

                改めて問われた。

                 ― 「言いたいことを言わせないために大臣にした」首相に、若い

                小泉さんが自分を出せないのは悲しい ・・・。

               

               

               子どもに言いたいことを言わせている大人が情けない。

               大人が改善策や前向きな考えを持たないということだ。

               自分の立場だけにこだわり、国が、世界がどうあるべきかというビジョンを持たないのか、言い出さ(せ)ないのか。

               

               

               

               

               

               

              Posted by : 桜の好きなKOMUT | もん・さいじき | 21:07 | comments(0) | trackbacks(0) | -
              反社の定義
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                 麻生副総理兼財務相の記者会見での対応が物議を醸していると、「女性自身」が書いたのを Yahoo!News が伝えている。

                 

                   10日に行われた会見の冒頭で、幹事社を務める東京新聞の男性記者

                  が「政府が5日に決定した経済対策」について麻生氏へ質問。基金の活

                  用について麻生氏の見解を求めた。

                 

                 

                     

                 

                 

                   麻生氏は訝しげな表情で、

                   「何新聞だっけ?」と尋ね、「東京(新聞)です」と、答えた記者に

                  対して、政府が発表した資料のなかに基金という言葉が使われていない

                  ことを指摘。

                 

                   「ブリーフィングのなかでは基金のような……」と、口ごもった記者

                  に対して、

                 

                   麻生氏は「あなたの言い方は気をつけなよ。これ、テレビに映ってる

                  んだから。基金って言ったろ。」と、質問を遮って注意する。

                 

                 

                 

                 見出しが、― 麻生太郎副総理の記者会見に「まるで反社のよう」と批判殺到 ―だった。

                 

                 最終的に記者が発表のなかで基金という言葉が使われ 

                ていないことを認めると「基金という言葉は対策のなか

                には使われていないよね。まずそれだけはっきりしよう

                ね。」と発言する。

                 

                 

                 続けて記者に「返事は」と同意を求め、声が小さかった記者に対して「マイク入ってないけど。大きな声で。」と詰め寄っていた。― 

                 

                 

                 この会見の様子が、「テレ東NEWS」で、ノーカット放送され、この会見を見た人々からSNS上で「あまりにも横柄」「記者に対するパワハラ」といった声が上がった ― というのだ。

                 

                 さらに、一連の麻生氏の答弁態度について、冒頭のように、「まるで反社のよう」と批判が殺到していた ― という。

                 

                 

                 

                 「女性自身」は、「この麻生氏の凄み方。これこそ反社だ。

                 どっかの組の幹部じゃないかとすら思う。麻生は反社です。

                 少なくとも私たち国民にとっては。」と書いて、デジタル

                 大辞林の「反社会的勢力」の定義を持ち出した。

                 

                 

                 安倍首相主催の「桜を見る会」に反社会勢力が招待されていたことを受けて出された質問主意書に対して、10日の閣議決定を皮肉っている。

                 そして、「言葉の定義が曖昧になった今、麻生氏が “反社” と呼ばれるのも仕方ないことだろう―。」と結んだ。

                 

                 

                 

                     記者を虐める、いびる、恫喝する、悪態をつく…。 見るに耐え

                    ません。― これら理解には、電子辞書に頼った。常用漢字に入っ

                    てなかったり、 あまり使われない言葉だったりで。「訝しげ」も

                    「なにげに」どころではない。

                 

                 

                 

                 

                Posted by : 桜の好きなKOMUT | ことば | 20:46 | comments(0) | trackbacks(0) | -
                ¥110のリチウム電池が
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                   帰宅して荷物を下ろし、車庫に入れようとしたら、車が全く動かない。

                   ブレーキペダルを踏んで、イグニッションスウィッチを押すのだが、エンジンが一向に動こうとしない。

                   

                      コントロールパネルに、「リモートキーを所定の位置に ・・・←→

                     リモートキーが消耗している。または電波障害 ・・・ システムエラーが

                     発生して ・・・」が繰り返し出る。

                   

                   

                       

                   

                   

                   2、3分やってみて、お手上げだった。

                   取扱説明書を出して見た。文字が多くて、読むのが面倒だ。

                   

                   まあ大したことはないだろうと、明日までそのままにすることにした。

                   ドアも、ロック出来ない ・・・。

                   

                   

                   一夜明けて、精神的にも余裕が出た。

                   まず、リモートキーの電池切れかもしれない。

                   

                   

                        

                   

                   

                   ボタン電池。ディーラーから貰っていた ・・・。

                   なんだ、市販のゲーム機用などと同じものだ。

                   

                   

                   2、3分後、車のエンジンがかかった。

                   動いて安心したが、こんな電池で動くなんてがっかりした。

                   1時間で100km先まで移動させてくれるものが、¥110の電池で動く。

                   吉野さんのお陰か。

                   

                   

                   

                   

                  Posted by : 桜の好きなKOMUT | ひとりごと | 21:52 | comments(0) | trackbacks(0) | -
                  五輪マラソンへの切符
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                     東京五輪代表選考MGCファイナルチャレンジ女子初戦となるさいたま国際マラソンが行われた。

                     

                     

                         

                     

                     

                     日本人トップは、全体6位の吉田香織だった。

                     ペーメーカーも、まわりもアフリカ勢が固めた中、小さな身体でがんばったが、2時間35分15秒で五輪派遣設定記録(2時間22分22秒)には届かなかった。

                     

                     序盤から五輪への最低条件に合わせたペースメーカーには付いて行けず、差が広がるばかりだった。終盤にも失速し、「実力が今回は足りなかった。」と振り返った。


                        トレイルマラソンなどにも出場し、相当の距離をこなしてきたと

                       解説者が言っていた。

                     

                        4年前のこの大会で出した自己ベスト(2°28'43")を更新して、

                       派遣記録をクリアしようと目論んでいたようだ。

                     

                     実は万全の体調でなかったらしく、想定以上のペースダウン。地元の埼玉県のレースで好結果を出せず、「完全に調整不足で、後半に脚にきた。」と、悔しさをにじませた。

                     

                     

                        9月MGCへの参加資格はなかったから、さいたま(12/8)大阪

                       (1/26)名古屋(3/8)で挑戦しなければならない。

                     

                        2時間22分22秒を超えなければ、1位前田穂南(2°25'15")2位

                       鈴木亜由子(2°29'02")3位小原怜(2°29'06")だ。

                     

                     

                     38歳、「東京五輪代表への道のりは険しくても「ベスト以上のものを出せると思って競技を続けている。最後まで諦めずにチャレンジしたい。」と言っていた。― 走れ、走れ。

                     

                     福士加代子は34歳。リディア・シモンは39歳の2012年大阪で優勝しいている。カトリン・ドーレも37歳の優勝で自己最高を出した。

                     

                     1984年ロス五輪、ふらふらしながらゴールしたガブリエラ・アンデルセンは39歳だった。(最下位ではなかった。)

                     あの映像をみて、私も再開しようかと思い始めた。

                     

                     

                     

                    Posted by : 桜の好きなKOMUT | らんにんぐ | 20:05 | comments(0) | trackbacks(0) | -
                    記述式Newsの裏
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                       朝のNews、web版の見出しをながめる。Yahoo! から ・・・。

                       「 現場うんざり 記述式延期検討 」とある。(記事元は地方紙〇△)

                       

                       

                         20年度開始の大学入学共通テストを巡り、政府が国語と

                        数学への記述式問題の導入を見送る方向で最終調整している

                        ことを受け、県内の高校生や高校教諭からは、教育現場を

                        置き去りにしているとして不満の声が上がった。― へ?

                       

                              

                              

                       

                       

                       記者は、「不満の声」を取材して書いたのだろうが、ある側面、高校における履修科目や状況、自らの進路選択に沿って受験勉強している現状の生の声を聞いているかどうか疑問だ。

                       

                       

                       私は、直近の5年ほど講師として国語科の科目を教えてきた。

                       彼らは入学後すぐに「小論文の書き方」のような授業を受ける。どの高校でも、ほとんど必修のような形で学校が生徒に課している。

                       

                         これには、学校側の進路指導体制がある。専門学校なども含めて80%

                        は進学するから、「小論文」を書くことが求められる訳だ。国語科の教

                        員には、授業の分と課外の分と、生徒が書く小論文を添削する時間が増

                        える。

                       

                         AO式に限らず、推薦入学に「小論文」が必須科目だから、生徒の要望

                        に答えている形だ。

                       

                       

                       だから、大学入学共通テストに「記述式」が入ろうが入るまいが大したことではない。

                       

                       第一、問題になっている採点方法が、何でも起こり得るものであること。大学自体が行う入学試験にも、あまり影響されないだろうということ。

                       

                       そして、大学進学者の3人に2人が推薦入学で入ること。1/3の受験生には、そういう力は付いているものだろうから。

                       

                            ( 問題は、政府と受験産業との癒着だといった方がいい。)

                       

                       

                         この記事の、「教育現場を・・・」には、いつも不満を覚える。

                         マスコミによる造語だろう。「工事現場」のような響きを与える。

                       

                       

                       学校も、外に向けて情報をもっと公開しなければならないだろう。

                       記事への疑問は届かないだろう。マスコミには、より詳細な取材をと。

                       

                       

                       

                       

                      Posted by : 桜の好きなKOMUT | ひとりごと | 20:35 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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